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沖縄 集団自決の洞窟荒らした少年ら「戦争の記憶伝え継ぐ」
2019-01-27 08:36:00
沖縄戦の際に住民らのいわゆる集団自決があった洞窟を荒らして保護観察処分を受けた少年らが初めてNHKの取材に応じ、反省のことばとともに、同じような過ちが繰り返されないよう戦争の記憶を伝え継ぐ活動に関わっていく決意を語りました。
74年前の沖縄戦の際、沖縄県読谷村の自然洞窟「チビチリガマ」では、アメリカ軍が迫る中、住民83人がいわゆる集団自決に追い込まれ、戦争の悲惨な記憶を伝える場として保存されています。
しかし、おととし、洞窟の歴史を知らなかった県内の少年4人が千羽鶴や遺品などを荒らしたとして逮捕され、若い世代への記憶の継承の難しさが浮き彫りとなりました。
少年らは、保護観察処分を受けたあとは遺族らから話を聞いて当時のことを学ぶなどしていて、27日、洞窟の清掃活動に参加したあと、初めてNHKの取材に応じました。
この中で少年らは「携帯電話で『廃虚』と調べたらこの場所が出てきました。普通のほこらだと思い、千羽鶴の意味も分かりませんでした。事件後に歴史を学び、自分で千羽鶴を作って持ってきたときに、大切な場所なんだと気付かされました」と反省のことばを述べました。
そのうえで「遺族の人たちと関わりながら人間関係を深くしていき、将来子どもが生まれたらガマの歴史を教えたい」と述べ、同じような過ちが繰り返されないよう戦争の記憶を伝え継ぐ活動に関わっていく決意を語りました。
しかし、おととし、洞窟の歴史を知らなかった県内の少年4人が千羽鶴や遺品などを荒らしたとして逮捕され、若い世代への記憶の継承の難しさが浮き彫りとなりました。
少年らは、保護観察処分を受けたあとは遺族らから話を聞いて当時のことを学ぶなどしていて、27日、洞窟の清掃活動に参加したあと、初めてNHKの取材に応じました。
この中で少年らは「携帯電話で『廃虚』と調べたらこの場所が出てきました。普通のほこらだと思い、千羽鶴の意味も分かりませんでした。事件後に歴史を学び、自分で千羽鶴を作って持ってきたときに、大切な場所なんだと気付かされました」と反省のことばを述べました。
そのうえで「遺族の人たちと関わりながら人間関係を深くしていき、将来子どもが生まれたらガマの歴史を教えたい」と述べ、同じような過ちが繰り返されないよう戦争の記憶を伝え継ぐ活動に関わっていく決意を語りました。
ソース:NHK ニュース