生活せいかつ保護ほご 約やく164万まん世帯せたいで過去かこ最多さいた 高齢こうれい者しゃの貧困ひんこん対策たいさくが課題かだい

生活せいかつ保護ほごを受うけている世帯せたいは昨年度さくねんど、およそ164万まん世帯せたいとこれまでで最もっとも多おおくなりました。１いち人にん暮くらしの高齢こうれい者しゃ世帯せたいが増加ぞうかしているためで、高齢こうれい者しゃの貧困ひんこん対策たいさくが課題かだいとなっています。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうのまとめによりますと、生活せいかつ保護ほごを受うけている世帯せたいは昨年度さくねんどの１いちか月かげつ平均へいきんで164万まん854世帯せたいと、前まえの年度ねんどに比くらべておよそ3800世帯せたい増加ぞうかし、これまでで最もっとも多おおくなりました。

世帯せたいの類型るいけい別べつでは、「高齢こうれい者しゃ世帯せたい」がおよそ86万まん4700世帯せたいと最もっとも多おおく、前まえの年度ねんどよりおよそ２に万まん8000世帯せたい増ふえ、その90％余あまりが１いち人にん暮くらしでした。

「障害しょうがい者しゃ世帯せたい」や「母子ぼし世帯せたい」などそのほかの世帯せたいでは減少げんしょう傾向けいこうが続つづいています。

国くにの研究所けんきゅうじょの予測よそくでは、日本にっぽんの全ぜん世帯せたいに占しめる１いち人にん暮くらしの高齢こうれい者しゃの割合わりあいは今後こんごも増ふえ続つづけ、2040年ねんには高齢こうれいの男性だんせいは５ご人にんに１いち人にん、女性じょせいは４よん人にんに１いち人にんが１いち人にん暮くらしになるとされています。

家族かぞくの支援しえんを受うけられず貧困ひんこんに陥おちいりやすい人ひとが多おおくなるとも指摘してきされていて、将来しょうらいを見据みすえた高齢こうれい者しゃの貧困ひんこん対策たいさくが課題かだいとなっています。

ソース：NHK ニュース