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首相 虐待疑われるケース 1か月以内に緊急安全確認を
2019-02-08 00:44:14

千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し、両親が逮捕された事件を受けて、政府の関係閣僚会議が開かれ、安倍総理大臣は、児童相談所などが把握している虐待が疑われるすべてのケースについて、1か月以内に緊急の安全確認を行うよう指示しました。
千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが自宅で死亡し、傷害の疑いで両親が逮捕された事件を受けて、政府は関係閣僚会議を開き、安倍総理大臣や菅官房長官のほか根本厚生労働大臣や柴山文部科学大臣らが出席しました。
この中で安倍総理大臣は「子どもたちを守るとりでとなるべき、学校、教育委員会、児童相談所などが、悲痛なSOSの声を受け止めてあげることができず、幼い命を守ることができなかったのは本当に悔やんでも悔やみきれない思いだ。子どもの命を守ることを最優先に、児童虐待の根絶に向けて総力を挙げて取り組んでもらいたい」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、児童相談所などが把握している虐待が疑われるすべてのケースについて1か月以内に緊急の安全確認を行うことや、虐待の通告元や資料を虐待している側に一切明かさない新たなルールを徹底すること、それに、威圧的な保護者に対し、警察を含め複数の機関が共同で対処することなどを指示しました。
この中で安倍総理大臣は「子どもたちを守るとりでとなるべき、学校、教育委員会、児童相談所などが、悲痛なSOSの声を受け止めてあげることができず、幼い命を守ることができなかったのは本当に悔やんでも悔やみきれない思いだ。子どもの命を守ることを最優先に、児童虐待の根絶に向けて総力を挙げて取り組んでもらいたい」と述べました。
そのうえで安倍総理大臣は、児童相談所などが把握している虐待が疑われるすべてのケースについて1か月以内に緊急の安全確認を行うことや、虐待の通告元や資料を虐待している側に一切明かさない新たなルールを徹底すること、それに、威圧的な保護者に対し、警察を含め複数の機関が共同で対処することなどを指示しました。
根本厚労相「児童相談所の体制強化へ」
根本厚生労働大臣は、閣議のあと記者団に対し「児童相談所が、子どもの保護施設としての役割を果たせるよう体制の抜本的強化を行うなど、地域社会全体で子どもの命を守る社会づくりを全力で進める」と述べました。
そのうえで、根本大臣は今の国会に提出を予定している児童虐待の防止対策を強化する児童福祉法改正案について「児童相談所の体制強化、職員の専門性の向上を柱とする内容で調整を進めており、虐待事件が繰り返されないよう万全を期していく」と述べました。
そのうえで、根本大臣は今の国会に提出を予定している児童虐待の防止対策を強化する児童福祉法改正案について「児童相談所の体制強化、職員の専門性の向上を柱とする内容で調整を進めており、虐待事件が繰り返されないよう万全を期していく」と述べました。
国家公安委員長「子どもの命 最優先に連携」
山本国家公安委員長は8日の閣議のあと、記者団に対し「これまで、児童相談所などが児童の安全を確認できない場合の対応や情報共有の強化について警察を指導してきたが、さらに、学校などから虐待に対応する際に威圧的な要求や暴力の情報があった場合には、子どもの命を最優先に関係機関と連携して対応するよう警察をしっかり指導していきたい」と述べました。
ソース:NHK ニュース