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大阪おおさか 納骨のうこつどう訴訟そしょう 最高裁さいこうさい住民じゅうみん裁判さいばんあらそ資格しかく” 1しんやり直やりなお

2023-05-09 10:23:25

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大阪おおさか 淀川よどがわ住宅じゅうたく建設けんせつされたビルがた納骨のうこつどうについて、近隣きんりん住民じゅうみんなどが「生活せいかつ環境かんきょういちじるしくそこなうそれある」と主張しゅちょうして大阪おおさかした経営けいえい許可きょか取り消とりけようもとめた裁判さいばんで、最高さいこう裁判所さいばんしょ住民じゅうみんには裁判さいばんあらそ資格しかくがあるとみとめ、1しん審理しんりやり直やりなおようめいじました。
大阪おおさか 淀川よどがわ住宅じゅうたく門真かどま宗教しゅうきょう法人ほうじん建設けんせつした6かい納骨のうこつどうについて、反対はんたいする近隣きんりん住民じゅうみんなどは6ねんまえ大阪おおさかした経営けいえい許可きょか取り消とりけようもとめるうったこしました。

1しん納骨のうこつどう経営けいえい許可きょかに関にかんする規定きていについて「住民じゅうみん個別こべつ利益りえき保護ほごするためのものではない」として、住民じゅうみんには裁判さいばんあらそ資格しかくがないと判断はんだんし、うった退しりぞけました。

一方いっぽう、2しん裁判さいばんあらそ資格しかくあるみとめたため、大阪おおさか上告じょうこくしていました。

9にち判決はんけつで、最高さいこう裁判所さいばんしょだい3しょう法廷ほうてい林道りんどうはれ裁判さいばんちょうは、規定きていについて「学校がっこう住宅じゅうたくから300メートル以内いないでの納骨のうこつどう経営けいえいは、生活せいかつ環境かんきょうそこなうそれあるとして原則げんそく禁止きんししていて、この範囲はんいひとたちが平穏へいおん日常にちじょう生活せいかつおく利益りえき保護ほごしているとかんがえられる」と指摘してきして、住民じゅうみんには裁判さいばんあらそ資格しかくがあると判断はんだんし、1しん大阪おおさか地裁ちさい審理しんりやり直やりなおようめいじました。

こうした裁判さいばんではこれまで住民じゅうみんにはあらそ資格しかくがないとして、いわば「門前払もんぜんばら」されるケースおおくありましたが、今回こんかい判決はんけつ大阪おおさか規定きてい内容ないようまえ、住民じゅうみんあらそ権利けんりみとめました。

大阪おおさか判決はんけつぶん確認かくにん対応たいおう

大阪おおさか横山よこやま市長しちょうは「判決はんけつぶん確認かくにんし、今後こんご対応たいおうについては代理人だいりにん弁護士べんごし相談そうだんうえ対応たいおうしたい」とするコメントしました。

近隣きんりん住民じゅうみんなど代理人だいりにん弁護士べんごし画期的かっきてき判決はんけつ

近隣きんりん住民じゅうみんなどの代理人だいりにん豊永とよなが泰雄やすお弁護士べんごしは「ビルがた納骨のうこつどう問題もんだい全国ぜんこくでもきているが、その違法いほうせい周辺しゅうへん住民じゅうみんあらそためのとびら最高裁さいこうさいおおきくひらいた画期的かっきてき判決はんけつだ」とするコメントしました。

訴訟そしょう入り口いりくち判断はんだんすうねん単位たんい のぞましくない” と意見いけん

9にち最高裁さいこうさい判決はんけつは、5にん裁判官さいばんかん全員ぜんいん一致いっち結論けつろんでしたが、裁判官さいばんかん出身しゅっしん林道りんどうはれ裁判官さいばんかん補足ほそくする意見いけんべたほか学者がくしゃ出身しゅっしん宇賀うが克也かつや裁判官さいばんかん多数たすう意見いけんとはことなる理由りゆう結論けつろん賛成さんせいする意見いけんべました。

このうち宇賀うが裁判官さいばんかんは、大阪おおさか規定きていではなく、墓地ぼち埋葬まいそうに関にかんする法律ほうりつ自体じたい周辺しゅうへん住民じゅうみん個別こべつ利益りえき保護ほごするものだというかんがしめしました。
最高裁さいこうさいは2000ねんに、墓地ぼち埋葬まいそうに関にかんする法律ほうりつ文言もんごん形式けいしきてき解釈かいしゃくし、周辺しゅうへん住民じゅうみんには裁判さいばんあらそ資格しかくがないとする判決はんけつ言い渡いいわたしたが、この判例はんれい変更へんこうせずに資格しかく有無うむ判断はんだんするとその都度つど条例じょうれい規則きそく規定きていおうじた解釈かいしゃく必要ひつようなる訴訟そしょう入り口いりくち判断はんだんだけのためにすうねんあらそわれるという生産せいさんてき事態じたい解消かいしょうされない」と指摘してきして、判例はんれい変更へんこうすべきだとしています。

一方いっぽうはやし裁判官さいばんかんは「2004ねん行政ぎょうせい訴訟そしょうほう改正かいせい国民こくみん権利けんり利益りえき救済きゅうさい範囲はんい拡大かくだいする事項じこう追加ついかされ、今回こんかい原告げんこくのようなひとたちが裁判さいばんあらそ資格しかくについてはより柔軟じゅうなん判断はんだんもとめられることになった」として、判例はんれい変更へんこうする必要ひつようはないとしています。

そのうえで、入り口いりくち判断はんだんすうねん単位たんいついやすことはのぞましくないとする宇賀うが裁判官さいばんかん意見いけんは「傾聴けいちょうあたいする」として、「裁判所さいばんしょ必要ひつよう限度げんどえた主張しゅちょう立証りっしょう漫然まんぜん継続けいぞくされることのないよう、十分じゅうぶん留意りゅういすべきだ」と指摘してきしました。
ソース:NHK ニュース