英国えいこくの小島こじまが売うりに、アガサ・クリスティーの着想源ちゃくそうげん　アールデコの豪華ごうかホテルも

英国えいこくの伝説的でんせつてきなミステリー作家さっか、アガサ・クリスティーの着想源ちゃくそうげんになった小島こじまが売うりに出だされていることが分わかった。アールデコ調ちょうのホテルに加くわえ、ヘリパッドも完備かんびしている。

この小島こじまは英南西部えいなんせいぶデボン州しゅうの沖合おきあいに位置いちする「バーフ島とう」。不動産仲介企業ふどうさんちゅうかいきぎょうのナイト・フランクによると、１５００万まんポンド（約やく２５億円おくえん）を超こえる金額きんがくで市場しじょうに出でているという。

バーフ島とうは港町みなとまちプリマスから約やく２９キロの距離きょりにある島しまで、干潮時かんちょうじには陸地りくちと連結れんけつする。クリスティーが代表作だいひょうさくの「そして誰だれもいなくなった」と「白昼はくちゅうの悪魔あくま」を書かいた場所ばしょとして知しられる。

「そして誰だれもいなくなった」は互たがいに面識めんしきのない１０人にんが謎なぞの島しまに招まねかれ、一人一人殺害ひとりひとりさつがいされるというストーリー。「白昼はくちゅうの悪魔あくま」では、ベルギー人探偵じんたんていのエルキュール・ポアロがデボン州しゅうの島しまで起おきた殺人事件さつじんじけんの捜査そうさに当あたる。

寝室しんしつ２５室しつを擁ようするホテルは、約やく８．５ヘクタールの敷地しきちに建たてられている。ナイト・フランクによると、往時おうじの姿すがたが完全かんぜんに復元ふくげんされており、「欧州おうしゅうで現在使用げんざいしようされているアールデコ建築けんちくで最良さいりょうの例れいの一ひとつ」だという。

ソース：NHK ニュース