熱海あたみ 土石流どせきりゅう 斜面しゃめん付近ふきん“2万まん立方メートルりっぽうめ-とるの盛り土もりつち” 崩落ほうらくに注意ちゅうい

今月こんげつ3日にちに静岡しずおか県けん熱海あたみ市しで土石流どせきりゅうが発生はっせいしてから10日にちで1週間しゅうかんです。
崩くずれた斜面しゃめんではおよそ5万まん8000立方メートルりっぽうめ-とるの土砂どしゃが流れ出ながれだしたとみられることが国土こくど地理ちり院いんの分析ぶんせきでわかりました。
斜面しゃめんの付近ふきんには、およそ2万まん立方メートルりっぽうめ-とるの盛り土もりつちが残のこっているとみられ、国土こくど交通こうつう省しょうは再ふたたび崩くずれるおそれがあるとして注意ちゅういを呼よびかけています。

今月こんげつ3日にち、熱海あたみ市しで起おきた土石流どせきりゅうについて国土こくど地理ちり院いんは6日にち、崩壊ほうかいの起点きてんとみられる斜面しゃめんをレーザーで測定そくていして2019年ねんの結果けっかと比較ひかくし、分析ぶんせきしました。

それによりますと、斜面しゃめんは長ながさおよそ140メートル、幅はばおよそ90メートル、深ふかさは最大さいだいでおよそ16メートルにわたって崩くずれ、流れ出ながれだした土砂どしゃの量りょうは、およそ5万まん8000立方メートルりっぽうめ-とるにのぼるということです。

一方いっぽう、業者ぎょうしゃによる盛り土もりつちが始はじまった3か月かげつ後ごの2009年ねん6月つきの計測けいそく値ちと2019年ねん12月つきのデータを比較ひかくしたところ、搬入はんにゅうされた土砂どしゃの量りょうはおよそ5万まん6000立方メートルりっぽうめ-とるとみられるということです。

搬入はんにゅうされた土砂どしゃのうち、およそ2万まん1500立方メートルりっぽうめ-とるが斜面しゃめん周辺しゅうへんに残のこっているとみられ、盛り土もりつちのほかに元もとの斜面しゃめんも一緒いっしょに崩くずれて流れ出ながれだしたと分析ぶんせきしています。

斜面しゃめん周辺しゅうへんの土砂どしゃは崩くずれるおそれがあり、傾斜けいしゃが急きゅうなため一気いっきに下流かりゅうへ流ながれ下くだる可能かのう性せいがあるとして、国土こくど交通こうつう省しょうは監視かんしカメラや伸縮しんしゅく計けいを設置せっちして警戒けいかいするとともに、下流かりゅうの地域ちいきに対にたいし注意ちゅういを呼よびかけています。

ソース：NHK ニュース