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G7サミット始まる 軍事侵攻長期化 強いメッセージ打ち出せるか
2022-06-26 10:57:16

G7サミット=主要7か国の首脳会議がドイツで始まりました。ウクライナ情勢が長期化する中、ロシアに対する圧力の強化や、懸念が高まる世界的な食料危機への対応をめぐり、各国が一致して強いメッセージを打ち出せるかが焦点となります。
G7サミットが開かれているのは、アルプス山脈の麓にあるドイツ南部バイエルン州のリゾート地エルマウで、先ほどから各国の首脳が集まって写真撮影が行われています。
ことしのサミットは、ロシアの軍事侵攻開始から4か月がたち、長期化するウクライナ情勢への対応が最大のテーマで、初日の26日には、ロシアに対する制裁の現状や、さらなる圧力の強化などについて話し合います。
27日には、ウクライナのゼレンスキー大統領もオンラインで参加し、復興に向けた支援などについて意見を交わすほか、懸念が高まっている世界的な食料危機への対応について協議します。
ウクライナは世界有数の穀物の生産地ですがロシアによる海上封鎖のため輸出が滞り、中東やアフリカでは影響が深刻化することが懸念されていて、これを防ぐための国際的な仕組みの構築などが議題になる見通しです。
ただ、ロシアとの距離感をめぐっては、ドイツやフランス、イタリアなどエネルギー依存度が高く経済的な結び付きも強いヨーロッパ各国とアメリカなどとの間で温度差も指摘されていて、各国首脳が一致したメッセージを打ち出せるかが焦点となります。
G7サミットは28日まで3日間の日程で開かれ、最終日には首脳宣言が採択される予定です。
ソース:NHK ニュース