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熱中ねっちゅうしょう対策たいさくに「のひら冷却れいきゃく」を

2022-06-28 10:55:14

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28にちは、東京とうきょう都心としんで4にち連続れんぞく猛暑もうしょなるなど各地かくち猛烈もうれつあつさとなりました。梅雨つゆ直後ちょくごおおひとあつさにれていないため、熱中ねっちゅうしょうのリスクがたかくなります。

専門せんもんは、熱中ねっちゅうしょう対策たいさくのひとつとして、「のひらなどやすことが効果こうかあるとしています。

のひら体温たいおん調整ちょうせい役割やくわりにな血管けっかん

体温たいおん調節ちょうせつ仕組しくくわしい神戸こうべ女子じょし大学だいがく平田ひらた耕造こうぞう名誉めいよ教授きょうじゅは「りょうのひらは、面積めんせきからだ全体ぜんたいの5%しかないが、AVA=動静どうせいみゃく吻合ふんごう(どうじょうみゃくふんごう)という、体温たいおん調整ちょうせい役割やくわりにな血管けっかんがあり、そこあつ血液けつえきながして、のひらからねつがしている。空気くうきちゅうのひらをさらしているだけでもねつげていくが、つめたいものと接触せっしょくさせることで、体温たいおんはやげやすくする効果こうかある」とはなします。
平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅによりますと、のひらあしうらのAVAをながれる血液けつえきりょうは、毛細血管もうさいけっかんながれる血液けつえきくらべて1まんばいほどおおく、のひらやあしうらやすことによって、効率こうりつよくからだやすことができるということです。

練習れんしゅうちゅうのひらやし熱中ねっちゅうしょう対策たいさく

京都きょうと右京うきょうある京都きょうと先端せんたん科学かがく大学だいがく野球やきゅうでは、練習れんしゅうちゅう熱中ねっちゅうしょう対策たいさくとして、大阪おおさか企業きぎょう開発かいはつした、1時間じかんから2時間じかんほど冷却れいきゃく効果こうかたも特殊とくしゅ保冷ほれいざいにぎって、体温たいおんげる取り組とりくを、試験しけんてきはじめています。
まず、学生がくせいたちは練習れんしゅうはじめるまえ保冷ほれいざいにぎってのひらやし、その後そのご走り込はしりこなど合間あいま休憩きゅうけいのたびに、こまめにのひらをやしていました。

水分すいぶん補給ほきゅうなどわせておこなことで、体温たいおんげて熱中ねっちゅうしょうのリスクをげる効果こうか期待きたいしているということです。
野球やきゅう部員ぶいんは「すずしい状態じょうたいらく運動うんどうができました」とはなしていました。
京都きょうと先端せんたん科学かがく大学だいがく野球やきゅう梶田かじた和宏かずひろコーチは「みじか時間じかん簡単かんたん体温たいおんげられるのがいい。学生がくせいたちが熱中ねっちゅうしょう対策たいさくをしながら上手じょうず活動かつどうをするうえで、強力きょうりょくなサポーターになってくれるおもいます」とはなしていました。

やしすぎには注意ちゅうい

神戸こうべ女子じょし大学だいがく平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅによりますと、のひらなどをやすさいには、こおりなど10下回したまわつめたすぎるものではなく、15程度ていどのものを使つかよいそうです。

AVAをやしすぎてしまうと、たくさん血液けつえきながために拡張かくちょうしていた血管けっかんが、ぎゃく収縮しゅうしゅくしてしまうことがあり、ねつ発散はっさんしにくくなるということです。

平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅは「水道すいどうすい洗面せんめんなどにためて、そこあしれるだけで、十分じゅうぶん効果こうかてき体温たいおんげることができる」とはなしていました。

からだ反応はんのう真夏まなつほどいついていない”

平田ひらた名誉めいよ教授きょうじゅは、梅雨つゆけたばかりできびしいあつさがつづいま季節きせつ注意ちゅういてんとして「6つきや7つき上旬じょうじゅんというのは、すでに非常ひじょうあつくなっているにもかかわらず『血液けつえきたくさんながそう、たくさんあせそう』という、暑熱しょねつ順化じゅんかといわれるからだ反応はんのうが、真夏まなつほどいついていないため、注意ちゅういする必要ひつようある」と指摘してきしています。

そのうえで「暑熱しょねつ順化じゅんかいついていないことを自覚じかくしたうえで、積極せっきょくてきにエアコンを使つかとか、水分すいぶん補給ほきゅう積極せっきょくてきにするとか、はやはやめに対策たいさくしてほしい」とびかけています。

大阪おおさか放送ほうそうきょく すずむく 金武かなたけ孝幸たかゆき
ソース:NHK ニュース