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LAやま火事かじ1週間しゅうかん 15にちまでかぜつよまる予報よほうとく危険きけん状況じょうきょう

2025-01-14 21:46:53

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アメリカ・ロサンゼルス周辺しゅうへんつづやま火事かじ発生はっせいから1週間しゅうかんとなりました。現地げんちでは被災ひさいしゃへの救済きゅうさい措置そち手続てつづなどおこな災害さいがい復興ふっこうセンター」が開設かいせつされるなど生活せいかつ再建さいけんけたうごすす一方いっぽうで、15にちにかけてかぜつよまるとして当局とうきょく最高さいこうレベル警戒けいかいびかけています。

アメリカ西部せいぶロサンゼルス周辺しゅうへんつづやま火事かじ今月こんげつ7にち発生はっせいから14にちで1週間しゅうかんとなりました。

地元じもと当局とうきょく発表はっぴょうによりますとこれまでに24にん死亡しぼうし、いまも8まん8000にん避難ひなん指示しじ対象たいしょうになっています。

現在げんざいは5000むね以上いじょう建物たてもの被害ひがいけた海沿うみぞの「パリセーズ」地区ちくや、内陸ないりく住宅じゅうたく密集みっしゅうし、7000むね以上いじょう建物たてもの被害ひがいけた「イートン」地区ちくなど、3つの地区ちく消火しょうか活動かつどうおこなわれていますが、延焼えんしょうつづいています。

こうしたなか被災ひさいしゃ生活せいかつ再建さいけんけたうごすすんでいて、ロサンゼルスは、14にちから「災害さいがい復興ふっこうセンター」を開設かいせつし、自宅じたくなど被害ひがいけたひとへの救済きゅうさい措置そち申請しんせい支援しえんや、社会しゃかい保障ほしょうに関にかんする書類しょるいをなくしたひとへの援助えんじょなどにあたるとしています。


一方いっぽうで、アメリカ国立こくりつ気象きしょうきょくは、ロサンゼルス近郊きんこうでは15にちまでかぜつよまる予報よほうで、「とく危険きけん状況じょうきょう」になるとしています。

つよかぜによるだい規模きぼ延焼えんしょう停電ていでんなどのリスクがたかまっているとして、最高さいこうレベル警戒けいかいびかけています。


懸命けんめい消火しょうか活動かつどう捜索そうさくつづ

やま火事かじ現場げんばでは消防しょうぼう警察けいさつなどによる懸命けんめい消火しょうか活動かつどう捜索そうさくつづけられています。

このうちロサンゼルスの北東ほくとう近郊きんこうきた火災かさいもっと被害ひがいけたアルタデナではやますそ野すそのひろがる住宅じゅうたくがいひろ範囲はんいにわたってけてしまっています。

ある地区ちくでは建ち並たちならんでいた住宅じゅうたくほとんど全焼ぜんしょうし、とおいえのこった煙突えんとつまで見通みとおせるようになっていました。

現場げんばでは消防しょうぼう隊員たいいんけた建物たてもの地下ちかなどでくすぶっているほのお消火しょうかにあたったり、被害ひがい調査ちょうさをおこなったりしていました。

また行方ゆくえがわからなくなっているひともいることから、警察けいさつ消防しょうぼうなどによる特別とくべつ捜索そうさくチーム活動かつどうしていて、集合しゅうごう住宅じゅうたくけた現場げんばではさまざまな機関きかんおよそ20にん捜索そうさくのためのいぬ投入とうにゅうして焼け跡やけあと調しらべていました。

ロサンゼルスぐん消防しょうぼうきょくのポノ・バーンス報道ほうどうかんはNHKの取材しゅざいに対にたい、「このやま火事かじはふつうの森林しんりん火災かさいとはことなります。通常つうじょうやま火事かじ密集みっしゅうした、ふかもりのなかできます。しかし今回こんかい火災かさい人口じんこう密集みっしゅうした市街しがいひろがりました」と説明せつめいしました。

そのうえで「市街しがいでは有害ゆうがい物質ぶっしつなど脅威きょうい住民じゅうみん貴重きちょう財産ざいさんあるほか頭上ずじょうには電線でんせんもあります。一方いっぽう森林しんりん部分ぶぶんには非常ひじょうきゅう斜面しゃめんがあります」としてことなる地形ちけいひろがった火災かさい消火しょうか活動かつどうむずかしさを指摘してきし、「この火災かさい封じ込ふうじこめるためにあらゆる手立てだ使つかって対応たいおうしているところです」とはなしていました。


支援しえんうごひろがる

やま火事かじ被害ひがいけて現地げんちでは、市民しみん企業きぎょうなどからの物資ぶっし寄付きふおおあつまっています。

ロサンゼルスの北東ほくとう、パサデナにある駐車ちゅうしゃじょうは、寄付きふ受付うけつけ必要ひつよう物資ぶっし配布はいふおこな拠点きょてんひととして使つかわれています。

被災ひさいした地域ちいきでは水道すいどうすい汚染おせんされている可能かのうせいがあることから大量たいりょうのペットボトルのみずのほか、キッチンペーパー、それにおむつなど生活せいかつ必需ひつじゅひん続々ぞくぞくとどけられています。

支援しえん物資ぶっしんだくるま次々つぎつぎ到着とうちゃくするなか、ボランティアのひとたちがバケツリレー方式ほうしき物資ぶっしはこんでいました。

この拠点きょてんでは毎日まいにちおよそ1000にんのボランティアが登録とうろくし、物資ぶっし分配ぶんぱいまち清掃せいそうなどにあたっているということです。

この拠点きょてんりしきる男性だんせいは「おお家族かぞくやま火事かじ影響えいきょうけていて、ボランティアたちはなんらかのささになりたいとかんがえています。こうした慈愛じあいからの行為こういでコミュニティーのつながりがまれています」とはなしていました。


自宅じたく全焼ぜんしょう男性だんせい「すべてなくなってしまった」

ロサンゼルス北東ほくとうやま火事かじ被災ひさい地域ちいき取材しゅざいちゅう全焼ぜんしょうした住宅じゅうたくあとなみだながしながらスマートフォンで被害ひがい様子ようす撮影さつえいしている男性だんせいがいました。

男性だんせい大工だいくのロバート・エドワーズさんで、火事かじのあとはじめて警察けいさつ立ち会たちあのもと自宅じたく様子ようすていました。

取材しゅざいはんはなしかけるとエドワーズさんは「すべてなくなってしまいました。ここわたしいえでした」とふるえたこえ絞り出しぼりだようにおうじました。

エドワーズさん火事かじきた7にち家族かぞく5にん避難ひなんしました。

当時とうじ状況じょうきょうについて「危険きけんおかしたくなかったのですぐに避難ひなん指示しじしたがいました。ひどいかぜでなすすべもありませんでした。とおとお山の上やまのうええていましたがあっというまにここまで押し寄おしよせました。かぜおさまったらもどってくるつもりでしたがこんなことになるなんておももしませんでした。かぜとても、とてもつよ火の粉ひのこはそこらじゅうにんでいて、地面じめんちるとそこからまたがりました」とはなしていました。

そして「1992ねんからんでいます。いえてたとき、新居しんきょまえで、つまどもこの場所ばしょ写真しゃしんったのをおぼえています。こうなるなんてだれ想像そうぞうできるでしょうか。しかしみんな無事ぶじきていることには感謝かんしゃしています」とはなしていました。

そのうえで「きょうわたしここなければなりませんでした。いえのことばかりかんがくるしかったからです。これからもどってここ撮影さつえいした動画どうが写真しゃしん家族かぞくせなければなりません。けたあと近所きんじょひとから『状況じょうきょうはよくない』とかされていましたが、自分じぶんれば気持きもらくになるとおもったのです。実際じっさいわたしさけび、きわめきましたが、すこ気分きぶん落ち着おちつきました」とはなしていました。


専門せんもん深刻しんこくやま火事かじ発生はっせい 今後こんご予想よそうされる」

気候きこう変動へんどう研究けんきゅうする専門せんもんは、地球ちきゅう温暖おんだんつづかぎり、だい規模きぼ深刻しんこくやま火事かじ発生はっせい今後こんご予想よそうされると指摘してきしています。

アメリカ研究けんきゅう機関きかん「クライメート・セントラル」で科学かがく部門ぶもん責任せきにんしゃつとめるクリスティーナ・ダールさんは、ロサンゼルス周辺しゅうへんつづやま火事かじについて、「気候きこう変動へんどう影響えいきょうやま火事かじ規模きぼおおきく、年間ねんかんを通をつうじて長期間ちょうきかんつづくようになり、はげしくえるようになっている。温室おんしつ効果こうかガス排出はいしゅつ地球ちきゅう温暖おんだんやま火事かじ悪化あっかには明確めいかく関連かんれんせいがある」と指摘してきしました。

具体ぐたいてきには「気温きおん上昇じょうしょうし、あめらない乾燥かんそうした状態じょうたいつづ植物しょくぶつがひどく乾燥かんそうする。植物しょくぶつ乾燥かんそうすればするほどえやすくなり、火花ひばながあればあっという間あっというま燃え広もえひろがってしまうようになる」と説明せつめいしました。

そのうえで、「火災かさいつよ住宅じゅうたくやコミュニティーをつくり、避難ひなん必要ひつよう通信つうしんシステム改善かいぜんするなど火災かさい対処たいしょするためのあらゆる対応たいおうさくもとめられている。なぜなら地球ちきゅう温暖おんだんつづかぎりみなみカリフォルニアのような場所ばしょでは、よりだい規模きぼ深刻しんこくやま火事かじ発生はっせいつづけることが予想よそうされるからだ」とはなしていました。

ソース:NHK ニュース