Hiện Furigana
シファ病院にWHOチーム入る “医療機能が停止 絶望的な状況”
2023-11-19 02:51:21

イスラエル軍がイスラム組織ハマスの拠点があると主張して突入したガザ地区最大のシファ病院に、18日、WHO=世界保健機関などの専門家チームが入り、医療機能が停止して絶望的な状況だとしています。
一方、ガザ地区北部から多くの人々が退避する南部でも人道状況は悪化していて、事態は深刻さを増しています。
一方、ガザ地区北部から多くの人々が退避する南部でも人道状況は悪化していて、事態は深刻さを増しています。
WHOは、イスラエル軍がハマスの拠点があると主張して突入したガザ地区最大のシファ病院に、18日、WHOなどの専門家チームが入ったと発表しました。
チームは、病院に1時間程度しか滞在できなかったということですが、明らかな爆撃や銃撃のあとが確認できたほか、病院の入り口には墓地もあり、80人以上の遺体が埋葬されていると報告を受けたということです。
また、病院には、医療従事者25人と患者291人がいたものの、医療機能が停止して、ここ数日のうちでも複数の死者が出るなど、絶望的な状況だと訴えています。
一方、イスラエル軍が、北部の住民に対し南部に退避するよう通告するなかハマスの政治部門の幹部は18日、レバノンの首都ベイルートで記者会見し、「現時点でイスラエル軍に殺害された4割以上の人が南部にいた市民だ」として、イスラエル軍は南部でも市民に対する無差別な攻撃を続けていると非難しました。
南部のラファでは、深刻な食料不足が課題となっていて、NHKガザ事務所のサラーム・アブタホンカメラマンが16日、ラファ市内で撮影した映像では、食料品店の前で多くの人が列をなして開店を待っている様子が映っています。
戦闘の中心となっている北部に加えて、多くの人が退避先として身を寄せている南部でも人道状況が悪化していて、事態は深刻さを増しています。
ソース:NHK ニュース