テニス ウィンブルドン 線審せんしんを廃止はいし 機械きかい判定はんていを全面ぜんめん導入どうにゅうへ

テニスの四よん大だい大会たいかいの1つで、150年ねん近ちかい歴史れきしを誇ほこる、イギリスのウィンブルドン選手権せんしゅけんで、ボールの「イン」「アウト」を判定はんていする線審せんしんが廃止はいしされ、代かわりにカメラの映像えいぞうを使つかった機械きかい判定はんていが全面ぜんめん的てきに導入どうにゅうされることになりました。

これはウィンブルドン選手権せんしゅけんを主催しゅさいするオールイングランド・クラブが9日にち、発表はっぴょうしました。

それによりますと、試合しあい中ちゅう、ボールの「イン」または「アウト」を目めで見みて判定はんていしていた線審せんしんを廃止はいしし、代かわりに来年らいねんの大会たいかいから複数ふくすうのカメラを使つかってボールの位置いちや軌道きどうを解析かいせきする機械きかい判定はんていが全面ぜんめん的てきに導入どうにゅうされます。

機械きかい判定はんていはこれまで、線審せんしんの判定はんていに選手せんしゅが異議いぎを申し立もうしたてる「チャレンジ」のときだけ活用かつようされてきました。

1877年ねんに始はじまったウィンブルドン選手権せんしゅけんは四よん大だい大会たいかいの中なかで最もっとも長ながい歴史れきしがあり、2週間しゅうかんにわたる期間きかん中ちゅう、およそ300人にんが線審せんしんを務つとめてきました。

オールイングランド・クラブのボルトン最高さいこう経営けいえい責任せきにん者しゃは「試験しけん運用うんようの結果けっか、この技術ぎじゅつは十分じゅうぶんに安定あんていしていて、最高さいこうの判定はんてい精度せいどを追求ついきゅうするため重要じゅうような一いち歩ほを踏み出ふみだすのにふさわしい時期じきだと判断はんだんした。大会たいかいを開催かいさいする上うえで何なん十じゅう年ねんにもわたり中心ちゅうしん的てきな役割やくわりを果はたしてきた線審せんしんの皆みなさんの献身けんしんと奉仕ほうしに感謝かんしゃしている」というコメントを発表はっぴょうしました。

機械きかい判定はんていは、四よん大だい大会たいかいでは全豪オープンぜんごうお-ぷんと全米ぜんべいオープンがすでに全面ぜんめん的てきに導入どうにゅうしているほか、四よん大だい大会たいかい以外いがいの男子だんしツアーでも来年らいねんからの導入どうにゅうが決きまっています。

ソース：NHK ニュース