ゼレンスキー大統領だいとうりょう “掌握しょうあくした地域ちいきめぐり激はげしい攻防こうぼう”

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、ロシア西部せいぶのクルスク州しゅうへの越境えっきょう攻撃こうげきに関連かんれんし「われわれの部隊ぶたいは強力きょうりょくに抵抗ていこうするとともに反撃はんげきを行おこなっている」と述のべ、ウクライナ軍ぐんが掌握しょうあくした地域ちいきの奪還だっかんを目指めざすロシア軍ぐんとの間まで、激はげしい攻防こうぼうが続つづいていると明あきらかにしました。

ことし8月つき以降いこう、ウクライナ軍ぐんが行おこなっているロシアのクルスク州しゅうへの越境えっきょう攻撃こうげきに関連かんれんし、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは14日にち、SNSで「ここ5日間にちかんにわたって、ロシア軍ぐんはわれわれの防衛ぼうえい線せんを突破とっぱしようとしている」と指摘してきしました。

その上うえで「われわれの部隊ぶたいは強力きょうりょくに抵抗ていこうするとともに反撃はんげきを行おこなっている」と述のべ、ウクライナ軍ぐんが掌握しょうあくした地域ちいきの奪還だっかんを目指めざすロシア軍ぐんとの間まで激はげしい攻防こうぼうが続つづいていると明あきらかにしました。

越境えっきょう攻撃こうげきをめぐっては13日にち、ウクライナのコスティン検事けんじ総長そうちょうがロシア軍ぐんがクルスク州しゅうでウクライナ兵へいの捕虜ほりょ9人にんを処刑しょけいした疑うたがいがあるため、捜査そうさを開始かいししたと発表はっぴょうしました。

これについてアメリカのシンクタンク「戦争せんそう研究所けんきゅうじょ」は、「ロシア軍ぐんによるウクライナ兵へいの捕虜ほりょの処刑しょけいが増加ぞうかしていることが見みてとれる。ロシア軍ぐんの司令しれい官かんが処刑しょけいを大々的だいだいてきに容認ようにんしたり、直接ちょくせつ命令めいれいしたりしている可能かのう性せいが高たかい」と分析ぶんせきしています。

一方いっぽう、ロシア国防省こくぼうしょうは14日にち、ウクライナ南部なんぶザポリージャ州しゅうで、集落しゅうらく1つを掌握しょうあくしたと発表はっぴょうし、東部とうぶドネツク州しゅう以外いがいでもロシア軍ぐんが攻勢こうせいを強つよめていることがうかがえます。

ソース：NHK ニュース