小型船こがたせんで６７日間漂流にちかんひょうりゅうしていたロシア人男性じんだんせい、救助きゅうじょ　極寒ごっかんのオホーツク海かい

ロシア当局とうきょくは１５日にち、極寒ごっかんのオホーツク海かいを小型船こがたせんで６７日間漂流にちかんひょうりゅうしていたロシア人男性じんだんせい（４６）が救助きゅうじょされたと発表はっぴょうした。

ロシア国営こくえいＲＩＡノーボスチ通信つうしんによると、この男性だんせいの兄弟きょうだいと息子むすこ（１５）は遭難中そうなんちゅうに死亡しぼうした。

ロシア検察当局けんさつとうきょくが公開こうかいした救助映像きゅうじょえいぞうには、赤あかい旗はたを掲かかげた小ちいさな双胴船上そうどうせんじょうでオレンジ色いろのライフジャケットを着用ちゃくようし、ひげを生はやした男性だんせいのもとに救急隊員きゅうきゅうたいいんが向むかう様子ようすが映うつっている。

オホーツク海かいはロシアのシベリア東部とうぶとカムチャツカ半島はんとうに囲かこまれている。通常つうじょう１０月がつから３月がつにかけて凍結とうけつし、東ひがしアジアで最もっとも寒さむい海うみとして知しられている。

検察当局けんさつとうきょくによると、成人男性せいじんだんせい２人ふたりとそのうちの１人ひとりの息子むすこは８月がつ９日ここのかに双胴船そうどうせんで出発しゅっぱつした。

しばらくして音信おんしんが途絶とだえ、行方不明ゆくえふめいが続つづいた後あと、今月こんげつ１４日午後じゅうよっかごご１０時じごろ、カムチャツカ半島はんとうのある集落付近しゅうらくふきんでオホーツク海かいを航行中こうこうちゅうの漁船ぎょせんに発見はっけんされたという。

救助きゅうじょされた男性だんせいの妻つまはＲＩＡノーボスチ通信つうしんに対たいし、男性だんせいの体重たいじゅうが約やく１００キロだったことが生存せいぞんにつながったのではないかと語かたった。また、３人にんは約やく２週間分しゅうかんぶんの食料しょくりょうを持もって出発しゅっぱつしたという。

ＲＩＡノーボスチ通信つうしんによると、男性だんせいは治療ちりょうのため病院びょういんに搬送はんそうされる予定よてい。重症じゅうしょうで衰弱すいじゃくしているが、意識いしきはあるという。

ソース：NHK ニュース