Hiện Furigana
糖尿病男児死亡 男に懲役14年6か月の判決
2017-03-24 08:47:33
おととし糖尿病を患う7歳の男の子がインスリンの投与を中止されて死亡した事件で、インスリンの投与をやめさせて男の子を死亡させたとして殺人の罪に問われた男に対し、宇都宮地方裁判所は「両親の前で男の子を衰弱させ、死亡させた犯行は残酷だ」として、懲役14年6か月の判決を言い渡しました。
栃木県下野市の建設業、近藤弘治被告(62)は、「自分にはあらゆる病気を治す特殊な力がある」と言って、おととし4月、「1型糖尿病」と診断された宇都宮市の小学2年生、今井駿くん(当時7歳)へのインスリンの投与をやめるよう両親に指示して死亡させたとして、殺人の罪に問われました。
検察は懲役15年を求刑し、弁護側は「インスリンを打たない選択をしたのは両親だ」として無罪を主張していました。
24日の判決で、宇都宮地方裁判所の佐藤基裁判長は「被告は男の子が死ぬ危険性があると認識しながら『インスリンは毒だ』として両親に投与をやめさせた」と指摘しました。
そのうえで、「両親の前で男の子を衰弱させ、死亡させた犯行は残酷で、難病を治療できるとする自分の権威を守ろうとした身勝手なものだ」と述べ、懲役14年6か月の判決を言い渡しました。
検察は懲役15年を求刑し、弁護側は「インスリンを打たない選択をしたのは両親だ」として無罪を主張していました。
24日の判決で、宇都宮地方裁判所の佐藤基裁判長は「被告は男の子が死ぬ危険性があると認識しながら『インスリンは毒だ』として両親に投与をやめさせた」と指摘しました。
そのうえで、「両親の前で男の子を衰弱させ、死亡させた犯行は残酷で、難病を治療できるとする自分の権威を守ろうとした身勝手なものだ」と述べ、懲役14年6か月の判決を言い渡しました。
ソース:NHK ニュース