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梅毒患者1000人超 過去最多の去年の同時期上回る
2017-04-06 08:22:43

全国の医療機関から報告される性感染症の梅毒の患者が、ことしに入ってすでに1000人を超えたことが、国立感染症研究所の調査でわかりました。年間の患者数が4500人と、最も多かった去年の同時期を大幅に上回っていて、専門家は注意を呼びかけています。
梅毒は性的な接触などによって起きる細菌性の感染症で、発疹などの症状を放置していると、体のまひなどを引き起こすおそれがあるほか、妊娠中の母親が感染すると、子どもに重い障害が残るおそれがあります。
国立感染症研究所によりますと、全国の医療機関からことしに入って報告された梅毒の患者は、先月26日の時点で、1013人に上ることがわかりました。
梅毒は去年1年間の患者数が4500人余りと、現在の方法で統計を取り始めた平成11年以降最も多くなりましたが、ことしは現時点で、去年の同時期を200人余り上回っています。
都道府県別に見ますと、東京都が323人と最も多く、次いで大阪府が147人、神奈川県が61人などと、都市部を中心に患者が増加しています。
また、厚生労働省によりますと、最近の傾向として、年代別では女性は20代、男性は20代から40代の患者の報告が増えているということです。
感染症の問題に詳しい、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「これまで梅毒は特定のコミュニティーの中の問題と見られていたが、より広く社会に広がっているおそれもある。早期発見で治療ができる病気なので、疑わしい症状が出たら、すぐに病院で受診するとともに、パートナーも検査を受けるようにしてほしい」と話しています。
国立感染症研究所によりますと、全国の医療機関からことしに入って報告された梅毒の患者は、先月26日の時点で、1013人に上ることがわかりました。
梅毒は去年1年間の患者数が4500人余りと、現在の方法で統計を取り始めた平成11年以降最も多くなりましたが、ことしは現時点で、去年の同時期を200人余り上回っています。
都道府県別に見ますと、東京都が323人と最も多く、次いで大阪府が147人、神奈川県が61人などと、都市部を中心に患者が増加しています。
また、厚生労働省によりますと、最近の傾向として、年代別では女性は20代、男性は20代から40代の患者の報告が増えているということです。
感染症の問題に詳しい、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「これまで梅毒は特定のコミュニティーの中の問題と見られていたが、より広く社会に広がっているおそれもある。早期発見で治療ができる病気なので、疑わしい症状が出たら、すぐに病院で受診するとともに、パートナーも検査を受けるようにしてほしい」と話しています。
ソース:NHK ニュース