函館はこだて市し ふるさと納税のうぜいの寄付きふ金きんを原発げんぱつ訴訟そしょう費用ひように

北海道ほっかいどう函館はこだて市しは、対岸たいがんの青森あおもり県けんの原子力げんしりょく発電はつでん所しょの建設けんせつ中止ちゅうしを求もとめて、みずからが原告げんこくとなって起おこしている裁判さいばんの費用ひように、ふるさと納税のうぜいによる寄付きふ金きんの一部いちぶを充あてる取り組とりくみを始はじめました。

函館はこだて市しは、３さん年ねん前まえ、津軽つがる海峡かいきょうを挟はさんで対岸たいがんにある青森あおもり県けんの大間おおま原発げんぱつの建設けんせつ中止ちゅうしを求もとめる裁判さいばんを、国くになどを相手取あいてどって起おこし、裁判さいばん費用ひようを寄付きふ金きんで賄まかなおうと市民しみんなどに協力きょうりょくを呼よびかけてきました。
市しによりますと、先月せんげつ末まつまでにおよそ５ご６ろく０ぜろ０ぜろ万まん円えんが寄よせられましたが、寄付きふのペースは鈍にぶってきているということです。

裁判さいばんの長期ちょうき化かが予想よそうされる中なか、市しは、今後こんご、費用ひようの工面くめんが難むずかしくなる可能かのう性せいがあるとして、今年度こんねんどから、ふるさと納税のうぜいによる寄付きふ金きんの一部いちぶを裁判さいばんの費用ひように充あてる取り組とりくみを始はじめました。
具体ぐたい的てきには、ふるさと納税のうぜいで寄付きふをした人ひとが何なにに使つかってほしいかを選えらぶリストに「大間おおま原発げんぱつの建設けんせつ阻止そし」という項目こうもくを設もうけ、この項目こうもくを選えらんだ人ひとの寄付きふ金きんを裁判さいばん費用ひようとして使つかうということです。

函館はこだて市しの対応たいおうについて、総務そうむ省しょうは「寄付きふ金きんを訴訟そしょう費用ひように充あてるという例れいは聞きいたことがないが、使つかいみちは自治体じちたいが決きめるものであり、制度せいど上じょう、制限せいげんはない」としていて、函館はこだて市しは「訴訟そしょうへの関心かんしんを再ふたたび高たかめるきっかけにしたい」と話はなしています。

ソース：NHK ニュース