Hiện Furigana
台湾 日本人像破壊で元市議らの調べを進める
2017-04-17 19:36:13

台湾で、日本統治時代に農業の発展に尽くした日本人技師、八田與一の銅像が壊された事件で、検察は台北の元市議会議員など2人が事件に関わった疑いがあるとして調べを進めていることを明らかにしました。
台湾南部の台南で16日、日本統治時代に大規模なダムやかんがい施設の完成に尽力した日本人技師、八田與一の功績をたたえてダムの近くに置かれた銅像の頭の部分がなくなっているのが見つかり、検察などが捜査していました。
検察は17日夜、この事件に関わったとして、台北の50代の元市議会議員など2人を器物損壊の疑いで調べていることを明らかにしました。
検察によりますと、2人は銅像を壊したことを認めているということですが、銅像の頭の部分がどこにあるのかは、はっきりしたことを話していないということです。
また、2人は「八田與一の歴史的評価を認めない」などと話しているということで、検察などはさらに詳しく調べることにしています。
元議員は、1990年代に中国との統一志向の強い政党から市議会議員に当選して1期務めましたが、地元メディアによりますと、過激な言動で知られ、議会で何度かトラブルを起こしていたということです。
一方、地元の台南市は17日夜、声明を出し、八田與一の銅像の修復を進めて命日にあたる来月8日には予定している追悼の行事を行いたいとしています。
検察は17日夜、この事件に関わったとして、台北の50代の元市議会議員など2人を器物損壊の疑いで調べていることを明らかにしました。
検察によりますと、2人は銅像を壊したことを認めているということですが、銅像の頭の部分がどこにあるのかは、はっきりしたことを話していないということです。
また、2人は「八田與一の歴史的評価を認めない」などと話しているということで、検察などはさらに詳しく調べることにしています。
元議員は、1990年代に中国との統一志向の強い政党から市議会議員に当選して1期務めましたが、地元メディアによりますと、過激な言動で知られ、議会で何度かトラブルを起こしていたということです。
一方、地元の台南市は17日夜、声明を出し、八田與一の銅像の修復を進めて命日にあたる来月8日には予定している追悼の行事を行いたいとしています。
ソース:NHK ニュース