Hiện Furigana
自民 憲法改正推進本部で議論へ 党内には慎重な意見も
2017-05-08 19:18:07

安倍総理大臣が、憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を明らかにしたことを受けて、自民党は党としての具体的な提案を検討する必要があるとして、できるだけ早く憲法改正推進本部で議論を始めたい考えです。ただ、性急な議論は慎むべきだという意見もあることから、党執行部は党内論議を十分尽くしたいとしています。
安倍総理大臣は今月3日、憲法を改正して2020年の施行を目指す意向を明らかにし、改正項目として、憲法9条に自衛隊に関する条文を追加することや、高等教育の無償化を盛り込むことなどを例示しました。
そして、8日の自民党の役員会で、「憲法改正は自民党の歴史的な使命でもあり、党が一丸となって歴史的な一歩を踏み出す決意だ」と述べ、党内で憲法改正論議を加速させるよう指示しました。
自民党執行部は安倍総理大臣の意向を踏まえて、国防軍の創設などを盛り込んで野党時代にまとめた憲法改正草案にはこだわらず、党としての具体的な提案を検討する必要があるとして、できるだけ早く憲法改正推進本部で議論を始めたい考えです。
そのうえで、推進本部の幹部は憲法改正をめぐる有識者からのヒアリングに加え、議員どうしで憲法改正を議論し、その様子を公開して世論の理解につなげてはどうかという考えを示しています。
ただ、党内からは「9条改正の議論は、集団的自衛権などをめぐる議論に発展しかねず非常にハードルが高い」という意見も出ています。
また、推進本部の本部長代行で衆議院憲法審査会の幹事を務める船田元議員が、メールマガジンで「安倍総理大臣にはもう少し慎重であっていただきたかった。野党の反発は必至と思われる」と記すなど、性急な議論は慎むべきだという意見もあることから、党執行部は党内論議を十分尽くしたいとしています。
そして、8日の自民党の役員会で、「憲法改正は自民党の歴史的な使命でもあり、党が一丸となって歴史的な一歩を踏み出す決意だ」と述べ、党内で憲法改正論議を加速させるよう指示しました。
自民党執行部は安倍総理大臣の意向を踏まえて、国防軍の創設などを盛り込んで野党時代にまとめた憲法改正草案にはこだわらず、党としての具体的な提案を検討する必要があるとして、できるだけ早く憲法改正推進本部で議論を始めたい考えです。
そのうえで、推進本部の幹部は憲法改正をめぐる有識者からのヒアリングに加え、議員どうしで憲法改正を議論し、その様子を公開して世論の理解につなげてはどうかという考えを示しています。
ただ、党内からは「9条改正の議論は、集団的自衛権などをめぐる議論に発展しかねず非常にハードルが高い」という意見も出ています。
また、推進本部の本部長代行で衆議院憲法審査会の幹事を務める船田元議員が、メールマガジンで「安倍総理大臣にはもう少し慎重であっていただきたかった。野党の反発は必至と思われる」と記すなど、性急な議論は慎むべきだという意見もあることから、党執行部は党内論議を十分尽くしたいとしています。
ソース:NHK ニュース