Hiện Furigana
渋谷・警察官殺害 身元確認できれば逮捕へ
2017-05-22 20:24:36

大阪府警が、過激派「中核派」の関係先を捜索して男2人を公務執行妨害などの疑いで逮捕し、警察は、このうちの1人が、昭和46年に東京・渋谷で警察官を殺害したなどとして指名手配されている男と見て、確認を急いでいます。警察は身元の確認ができれば殺人などの疑いで逮捕し、逃亡の足取りなどについて捜査を進める方針です。
大阪府警は今月18日、過激派「中核派」の広島県内の関係先を有印私文書偽造などの疑いで捜索し、52歳の男を同じ容疑で、また、同じ部屋にいた別の男を公務執行妨害の疑いで逮捕しました。
捜査関係者によりますと、公務執行妨害の疑いで逮捕された男は、顔や体の特徴などから、昭和46年11月、暴徒化した仲間らと東京・渋谷区の派出所などを襲い新潟県警から応援に来ていた当時21歳の警察官を鉄パイプで殴ったり、火炎瓶を投げつけたりして殺害したなどとして、警視庁に殺人などの疑いで指名手配されている大坂正明容疑者(67)と見られるということです。
警視庁は、大坂容疑者が組織的な支援を受けながら逃亡を続けていると見て、全国に指名手配するとともに、最高で300万円の懸賞金をかけるなどして行方を捜査していました。
捜査関係者によりますと、男は黙秘しているということで、警察はDNA鑑定などを行って身元の確認を急ぐとともに、確認ができれば殺人などの疑いで逮捕し、事件のいきさつや逃亡の足取りなどについて捜査を進める方針です。
捜査関係者によりますと、公務執行妨害の疑いで逮捕された男は、顔や体の特徴などから、昭和46年11月、暴徒化した仲間らと東京・渋谷区の派出所などを襲い新潟県警から応援に来ていた当時21歳の警察官を鉄パイプで殴ったり、火炎瓶を投げつけたりして殺害したなどとして、警視庁に殺人などの疑いで指名手配されている大坂正明容疑者(67)と見られるということです。
警視庁は、大坂容疑者が組織的な支援を受けながら逃亡を続けていると見て、全国に指名手配するとともに、最高で300万円の懸賞金をかけるなどして行方を捜査していました。
捜査関係者によりますと、男は黙秘しているということで、警察はDNA鑑定などを行って身元の確認を急ぐとともに、確認ができれば殺人などの疑いで逮捕し、事件のいきさつや逃亡の足取りなどについて捜査を進める方針です。
大坂容疑者 これまでの行動
大坂正明容疑者は、事件の翌年の2月に警視庁に指名手配されて以降、行方がわからなくなっていました。
大坂容疑者の行動が確認されたのは、5年前の平成24年3月。警視庁が、東京・立川市の「中核派」のアジトを捜索して押収したパソコンや書類の暗号を解析したところ、大坂容疑者が東京近郊の別のアジトに潜伏していたことがわかりました。
また、一連の捜索で、大坂容疑者が病院で診療を受けることを計画した資料も見つかり、捜査員が病院に張り込みましたが、現れなかったということです。さらに、押収した資料を分析した結果、大坂容疑者が北区に潜伏していたと見られることもわかり、警視庁は組織的な支援を受けながら逃亡を続けていたと見て、去年1月には北区のアジトを捜索するなど、行方を捜査していました。
大坂容疑者の行動が確認されたのは、5年前の平成24年3月。警視庁が、東京・立川市の「中核派」のアジトを捜索して押収したパソコンや書類の暗号を解析したところ、大坂容疑者が東京近郊の別のアジトに潜伏していたことがわかりました。
また、一連の捜索で、大坂容疑者が病院で診療を受けることを計画した資料も見つかり、捜査員が病院に張り込みましたが、現れなかったということです。さらに、押収した資料を分析した結果、大坂容疑者が北区に潜伏していたと見られることもわかり、警視庁は組織的な支援を受けながら逃亡を続けていたと見て、去年1月には北区のアジトを捜索するなど、行方を捜査していました。
これまでの捜査
昭和46年11月に東京・渋谷区で起きた「渋谷暴動事件」は、沖縄返還協定に反対する過激派が暴徒化し、渋谷区神山町にあった派出所などを襲ったほか、当時、周辺を警備していた機動隊員などに対し、鉄パイプで殴ったり、火炎瓶を投げつけたりして、渋谷一帯を混乱状態に陥れた事件です。
この事件で、新潟県警から応援に来ていた当時21歳の中村恒雄巡査が鉄パイプで殴られたほか、火炎瓶を投げつけられて大やけどを負って死亡し、警視庁は、大坂正明容疑者を中村元巡査を殺害した疑いなどで全国に指名手配しました。
大坂容疑者は指名手配されたあと、40年以上、行方がわからなくなっていましたが、この事件で共犯として起訴されていた被告の裁判が病気を理由に停止中だったため、大坂容疑者の公訴時効が停止していたほか、平成22年に殺人罪の公訴時効が撤廃され、時効はなくなりました。
大坂容疑者について、警視庁は、去年11月に最高で300万円の懸賞金をかけるなどして行方を捜査していました。
この事件では、新潟県警から応援に来ていた当時21歳の中村恒雄巡査が死亡しました。亡くなった東京・渋谷区神山町には、事件から29年たった平成12年に慰霊碑が建てられ、除幕式には遺族をはじめ地元の人などおよそ20人が出席したということです。
慰霊碑には「沖縄返還協定批准阻止闘争警備において渋谷区神山地区の警備活動中に殉難した故中村警部補をここに顕彰する」と刻まれています。慰霊碑の前には、23日未明にも花や飲み物が供えられていました。
この事件で、新潟県警から応援に来ていた当時21歳の中村恒雄巡査が鉄パイプで殴られたほか、火炎瓶を投げつけられて大やけどを負って死亡し、警視庁は、大坂正明容疑者を中村元巡査を殺害した疑いなどで全国に指名手配しました。
大坂容疑者は指名手配されたあと、40年以上、行方がわからなくなっていましたが、この事件で共犯として起訴されていた被告の裁判が病気を理由に停止中だったため、大坂容疑者の公訴時効が停止していたほか、平成22年に殺人罪の公訴時効が撤廃され、時効はなくなりました。
大坂容疑者について、警視庁は、去年11月に最高で300万円の懸賞金をかけるなどして行方を捜査していました。
この事件では、新潟県警から応援に来ていた当時21歳の中村恒雄巡査が死亡しました。亡くなった東京・渋谷区神山町には、事件から29年たった平成12年に慰霊碑が建てられ、除幕式には遺族をはじめ地元の人などおよそ20人が出席したということです。
慰霊碑には「沖縄返還協定批准阻止闘争警備において渋谷区神山地区の警備活動中に殉難した故中村警部補をここに顕彰する」と刻まれています。慰霊碑の前には、23日未明にも花や飲み物が供えられていました。
前進社のホームページには…
ソース:NHK ニュース