Hiện Furigana
英テロ 3人目の容疑者 注意人物と警察に連絡の情報も
2017-06-06 20:28:41

イギリス・ロンドンで起きたテロ事件で、警察は、3人目の容疑者はモロッコ系のイタリア人だと発表しましたが、イタリアの治安当局が注意すべき人物としてイギリス側に連絡していたという情報もあり、なぜ監視されていなかったのか、疑問や批判の声が上がっています。
ロンドン中心部のロンドン橋で3日、3人の男が車で歩行者を次々とはねたあと、近くの飲食店などにいた人々をナイフで襲い、7人が死亡、48人がけがをして、容疑者の男たちも駆けつけた警察官に射殺されました。
警察は2人の容疑者の氏名と顔写真を公表したのに続き、6日、3人目は、イギリス東部に住むモロッコ系のイタリア人、ユセフ・ザグバ容疑者(22)
だと発表しました。
警察はザグバ容疑者について、監視対象の人物ではなかったと説明していますが、イタリアのメディアは、イタリアの治安当局が注意すべき人物として去年から動向を監視していて、ザグバ容疑者がイタリアとロンドンを行き来していたことから、イギリス側に連絡していたと伝えています。
今回の事件では、パキスタン出身の27歳の男も過激な思想を持つとして警察が以前から警戒していましたが、地元のメディアからは、2人の行動がなぜ監視されていなかったのか、疑問や批判の声が上がっています。
一方、6日午前には、イギリスの各地で1分間の黙とうが行われ、駅などの公共施設では利用者や職員が被害者たちに哀悼の意を示しました。
イギリスでは、今月8日に総選挙が行われますが、保守党政権が警察官を2万人削減したことの是非などをめぐって激しい論戦が繰り広げられていて、テロ対策が大きな争点の1つとなっています。
警察は2人の容疑者の氏名と顔写真を公表したのに続き、6日、3人目は、イギリス東部に住むモロッコ系のイタリア人、ユセフ・ザグバ容疑者(22)
だと発表しました。
警察はザグバ容疑者について、監視対象の人物ではなかったと説明していますが、イタリアのメディアは、イタリアの治安当局が注意すべき人物として去年から動向を監視していて、ザグバ容疑者がイタリアとロンドンを行き来していたことから、イギリス側に連絡していたと伝えています。
今回の事件では、パキスタン出身の27歳の男も過激な思想を持つとして警察が以前から警戒していましたが、地元のメディアからは、2人の行動がなぜ監視されていなかったのか、疑問や批判の声が上がっています。
一方、6日午前には、イギリスの各地で1分間の黙とうが行われ、駅などの公共施設では利用者や職員が被害者たちに哀悼の意を示しました。
イギリスでは、今月8日に総選挙が行われますが、保守党政権が警察官を2万人削減したことの是非などをめぐって激しい論戦が繰り広げられていて、テロ対策が大きな争点の1つとなっています。
ソース:NHK ニュース