Hiện Furigana
今度は「アカカミアリ」に注意 神戸港で見つかる
2017-06-21 11:39:45

強い毒を持つ南米原産のヒアリは、先月26日、中国から運ばれ神戸港で陸揚げされたコンテナの中から国内で初めて見つかったほか、神戸港のコンテナ置き場でも今月16日におよそ100匹が発見されました。
調査を続けている神戸市によりますと、神戸港のコンテナ置き場では20日、ヒアリによく似た中米などが原産のアカカミアリおよそ100匹も見つかったということです。
アカカミアリはヒアリより毒性は弱いものの、刺されるとショック症状を引き起こすこともあるということです。
アカカミアリは沖縄本島などで生息しているのが確認されていて、博多港で見つかったこともあるということで、神戸市は見慣れないアリには触らないよう注意を呼びかけています。
調査を続けている神戸市によりますと、神戸港のコンテナ置き場では20日、ヒアリによく似た中米などが原産のアカカミアリおよそ100匹も見つかったということです。
アカカミアリはヒアリより毒性は弱いものの、刺されるとショック症状を引き起こすこともあるということです。
アカカミアリは沖縄本島などで生息しているのが確認されていて、博多港で見つかったこともあるということで、神戸市は見慣れないアリには触らないよう注意を呼びかけています。
国交省 全国の港に注意呼びかけ
神戸港でアカカミアリが見つかったことを受けて、国土交通省は21日、全国の125の主な港の管理者に対して、アカカミアリが確認された場合は速やかに地元の環境事務所に連絡して駆除するなど注意を呼びかけています。
アカカミアリとは
「アカカミアリ」は、大きさが3ミリから8ミリほどで、体は黄色っぽい褐色をしています。ヒアリと同じように腹部に毒針を持ち、刺されると激しい痛みを感じますが、ヒアリに比べて毒性は低いとされています。
原産地はアメリカ南部から中南米ですが、貨物船などに紛れて世界各地に広がり、熱帯や亜熱帯の広い地域に定着しています。国内でも小笠原諸島の硫黄島で定着しているほか、沖縄県などで確認されたことがあり、環境省は特定外来生物に指定しています。
アリの分類に詳しい東京大学農学部の寺山守非常勤講師は「ヒアリに比べて毒性は弱いとされているが、人によってはアナフィラキシーショックを起こすこともあり、注意が必要だ。神戸だけでなく物流の拠点となる全国の大きな港に入り込んでいないか警戒する必要がある」と話しています。
原産地はアメリカ南部から中南米ですが、貨物船などに紛れて世界各地に広がり、熱帯や亜熱帯の広い地域に定着しています。国内でも小笠原諸島の硫黄島で定着しているほか、沖縄県などで確認されたことがあり、環境省は特定外来生物に指定しています。
アリの分類に詳しい東京大学農学部の寺山守非常勤講師は「ヒアリに比べて毒性は弱いとされているが、人によってはアナフィラキシーショックを起こすこともあり、注意が必要だ。神戸だけでなく物流の拠点となる全国の大きな港に入り込んでいないか警戒する必要がある」と話しています。
ソース:NHK ニュース