Hiện Furigana
陸上男子 18歳サニブラウン強さの秘密は
2017-06-24 17:21:37

陸上の日本選手権、男子100メートルは、日本選手初の9秒台達成なるかが大きな注目でした。この大会での9秒台の達成はなりませんでしたが、18歳のサニブラウンアブデル・ハキーム選手が大会記録に並ぶ好タイムで優勝しました。有力選手たちを破った18歳の強さの秘密はどこにあるのでしょうか。
ことしの元日、海外でのトレーニングに出発する直前のサニブラウン選手を成田空港で取材しました。私たちの取材に「これまでと違った視点で教えて貰えることもあるので、いろいろなことを吸収したい」とみずからの可能性に期待するように話しました。
印象的だったのは、「日本選手権で優勝したい。日本で勝たなければ世界では戦えない。ライバルみんなを倒したい」と今回の結果を予見するかのようにスーツケース1つで出発していきました。

印象的だったのは、「日本選手権で優勝したい。日本で勝たなければ世界では戦えない。ライバルみんなを倒したい」と今回の結果を予見するかのようにスーツケース1つで出発していきました。
高いレベルを目指して
ことしの元日、海外でのトレーニングに出発する直前のサニブラウン選手を成田空港で取材しました。私たちの取材に「これまでと違った視点で教えて貰えることもあるので、いろいろなことを吸収したい」とみずからの可能性に期待するように話しました。
印象的だったのは、「日本選手権で優勝したい。日本で勝たなければ世界では戦えない。ライバルみんなを倒したい」と今回の結果を予見するかのようにスーツケース1つで出発していきました。
印象的だったのは、「日本選手権で優勝したい。日本で勝たなければ世界では戦えない。ライバルみんなを倒したい」と今回の結果を予見するかのようにスーツケース1つで出発していきました。
自分を変えるため
1メートル88センチのサニブラウン選手は、そのストライド生かしたゆったりしたフォームが持ち味でしたが上半身と下半身でバラつきがあったことが課題でした。
海外にトレーニングの拠点を置いたサニブラウン選手は、アメリカ人コーチのもとオリンピックのメダリストなど世界のトップ選手が集まるチームに加わり、走りの技術を一から学び直しました。
トレーニングは綿密なスケジュールが組まれ、基礎体力向上を目指すとともにウエートトレーニングで筋力アップをはかり、足の回転=ピッチを速めることに重点を置き、フォームの修正を図ってきました。
サニブラウン選手に次ぐ2位に入った大学3年の多田修平選手も、「僕は細いが、サニブラウン選手は大きく後半に強かった」と海外でのトレーニングの成果を相手として感じていたようでした。
レース結果を受け、みずからも10秒00の日本記録を持つ日本陸上競技連盟の強化委員長、伊東浩司さんもウサイン・ボルト選手の走りを引き合いに出し、「後半まで我慢して安定して走れていた」とこちらも海外でのトレーニングの成果を認めていました。
海外にトレーニングの拠点を置いたサニブラウン選手は、アメリカ人コーチのもとオリンピックのメダリストなど世界のトップ選手が集まるチームに加わり、走りの技術を一から学び直しました。
トレーニングは綿密なスケジュールが組まれ、基礎体力向上を目指すとともにウエートトレーニングで筋力アップをはかり、足の回転=ピッチを速めることに重点を置き、フォームの修正を図ってきました。
サニブラウン選手に次ぐ2位に入った大学3年の多田修平選手も、「僕は細いが、サニブラウン選手は大きく後半に強かった」と海外でのトレーニングの成果を相手として感じていたようでした。
レース結果を受け、みずからも10秒00の日本記録を持つ日本陸上競技連盟の強化委員長、伊東浩司さんもウサイン・ボルト選手の走りを引き合いに出し、「後半まで我慢して安定して走れていた」とこちらも海外でのトレーニングの成果を認めていました。
精神的な成長

その海外の生活は、練習仲間と英語で不自由なく会話し、毎朝、練習に通うバスに1人で乗ったり、時にはみずから食事も作ったりという生活でした。親元を離れて海外で生活する苦労を肌で経験したことや海外を転戦してレベルの高い選手たちとレースを繰り返した中で自信を深めていったことも精神的な成長につながったと思います。
日本選手権では、予選・準決勝ともに10秒06の好タイムをそろえて決勝に進んだだけでなく、決勝ではレース直前に強い雨が降り出した厳しいコンディションを感じさせない走りを見せました。
その結果、大会記録に並ぶ10秒05をマークしてレースを通してすべてトップを譲ることはありませんでした。
日本選手権では、予選・準決勝ともに10秒06の好タイムをそろえて決勝に進んだだけでなく、決勝ではレース直前に強い雨が降り出した厳しいコンディションを感じさせない走りを見せました。
その結果、大会記録に並ぶ10秒05をマークしてレースを通してすべてトップを譲ることはありませんでした。
9秒台争いに名乗り
高校を卒業したばかりのサニブラウン選手が優勝した今回の日本選手権。取材を続けてきたサニブラウン選手が表彰状を持って引き上げてきたところで「おめでとう」と声をかけました。
それに対し、サニブラウン選手は、「これで満足したら先はないので」とすでに次のステージをイメージしている姿は、日本短距離界に新たな時代が到来することを予感させた瞬間でした。
これで、8月にロンドンで行われる世界選手権の出場権を獲得しました。16歳だったおととし、200メートルで準決勝まで進んだサニブラウン選手が世界の舞台でひと回りもふた回りも成長した姿を見せてくれることは間違いありません。
それに対し、サニブラウン選手は、「これで満足したら先はないので」とすでに次のステージをイメージしている姿は、日本短距離界に新たな時代が到来することを予感させた瞬間でした。
これで、8月にロンドンで行われる世界選手権の出場権を獲得しました。16歳だったおととし、200メートルで準決勝まで進んだサニブラウン選手が世界の舞台でひと回りもふた回りも成長した姿を見せてくれることは間違いありません。
ソース:NHK ニュース