土地とち相続そうぞくで約やく１いち３さん億おく円えんの申告しんこく漏もれ指摘してき 元もと市議会しぎかい議長ぎちょうの遺族いぞく

３さん年ねん前まえに亡なくなった東京とうきょう・小金井こがねい市しの元もと市議会しぎかい議長ぎちょうの遺族いぞくが、土地とちの相続そうぞくをめぐって、東京とうきょう国税局こくぜいきょくからおよそ１いち３さん億おく円えんの申告しんこく漏もれを指摘してきされたことがわかりました。遺族いぞく側がわは追徴ついちょう課税かぜいを不服ふふくとして国税こくぜい不服ふふく審判しんぱん所しょに審査しんさ請求せいきゅうしたということです。

申告しんこく漏もれを指摘してきされたのは東京とうきょう・小金井こがねい市しの市議会しぎかい議長ぎちょうをかつて務つとめ、３さん年ねん前まえに亡なくなった男性だんせいの遺族いぞく６ろく人にんです。関係かんけい者しゃによりますと遺族いぞくは男性だんせいがＪＲじぇいあ-るの駅前えきまえに所有しょゆうしていた土地とちを相続そうぞくしましたが、この土地とちは男性だんせいが生前せいぜんにマンションの開発かいはつ業者ぎょうしゃに売却ばいきゃくする契約けいやくを結むすんでいたということです。

売却ばいきゃくが決きまっている土地とちを相続そうぞくした場合ばあい、相続そうぞく税ぜいは土地とちの評価ひょうか額がくではなく契約けいやく金額きんがくに基もとづいて計算けいさんすることになっています。しかし、男性だんせいが亡なくなる２に日にち前まえに売却ばいきゃく契約けいやくを解除かいじょしていたとする不動産ふどうさん登記とうきが、遺族いぞくが土地とちを相続そうぞくしたあとになって行おこなわれ、契約けいやく金額きんがくの半分はんぶんにも満みたない評価ひょうか額がくに基もとづいて相続そうぞく税ぜいが計算けいさんされていたということです。

これについて東京とうきょう国税局こくぜいきょくは相続そうぞく税ぜいを不当ふとうに減へらそうとしたと判断はんだんしておよそ１いち３さん億おく円えんの申告しんこく漏もれを指摘してきし、重加算税じゅうかさんぜいを含ふくむおよそ８はち億おく円えんを追徴ついちょう課税かぜいしたということです。

取材しゅざいに対にたいし遺族いぞく側がわは弁護士べんごしを通をつうじて「土地とちを相続そうぞくする前まえに売却ばいきゃく契約けいやくは適正てきせいに解除かいじょされています。税理士ぜいりしなどに任まかせた相続そうぞく税ぜいの申告しんこくに問題もんだいはなかったと考かんがえており、国税こくぜい不服ふふく審判しんぱん所しょに審査しんさ請求せいきゅうしています」とコメントしています。

ソース：NHK ニュース