ヒアリ 水際みずぎわ対策たいさく強化きょうか 全国ぜんこく６ろく８はちの港みなとで調査ちょうさへ

強つよい毒どくを持もつ南米なんべい原産げんさんの「ヒアリ」が各地かくちの港みなとなどで相次あいついで見みつかったことを受うけて、環境省かんきょうしょうや国土こくど交通こうつう省しょうは、ヒアリがいないか調査ちょうさする港みなとを全国ぜんこくの６ろく８はちか所かしょに増ふやし、水際みずぎわでの対策たいさくを強化きょうかすることになりました。

強つよい毒どくを持もつ「ヒアリ」は、ことし５月ごがつ以降いこう、神戸こうべ港こうや名古屋なごや港こう、それに東京とうきょう港こうなどで相次あいついで見みつかっていて、環境省かんきょうしょうや国土こくど交通こうつう省しょうは、国内こくないに定着ていちゃくするのを防ふせぐため、今週こんしゅうから水際みずぎわでの対策たいさくを強化きょうかすることになりました。

具体ぐたい的てきには、専門せんもん家かなどを派遣はけんしてヒアリがいないか調査ちょうさする港みなとを、これまでの全国ぜんこく７ななか所かしょから、ヒアリが生息せいそくしている中国ちゅうごくや台湾たいわん、それにオーストラリアなどとの定期ていき航路こうろがある６ろく８はちか所かしょに増ふやすということです。

調査ちょうさでは、アリを捕獲ほかくするためのトラップを仕掛しかけることにしています。

また、ヒアリが侵入しんにゅうする可能かのう性せいが高たかい場所ばしょに殺虫さっちゅう効果こうかのあるエサを置おいて、周囲しゅういへの広ひろがりを防ふせぐことを検討けんとうしているということです。

環境省かんきょうしょうは「見慣みなれないアリがいたら、刺激しげきせず環境省かんきょうしょうに相談そうだんしてほしい」としています。

ソース：NHK ニュース