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伊方いかた原発げんぱつさん号機ごうき 停止ていしもとめるかり処分しょぶん申し立もうした退しりぞける 松山まつやま地裁ちさい

2017-07-21 05:03:08

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愛媛えひめけんにある伊方いかた原子力げんしりょく発電はつでんしょさん号機ごうき運転うんてん停止ていしするよう県内けんない住民じゅうみんもとめたかり処分しょぶん申し立もうしたてについて、松山まつやま地方ちほう裁判所さいばんしょは「原発げんぱつあたらしい規制きせい基準きじゅん合理ごうりとはえない」として退しりぞける決定けっていしました。
愛媛えひめけんにある四国しこく電力でんりょく伊方いかた原発げんぱつさん号機ごうきについて、県内けんない住民じゅうみんいちいちにん去年きょねん5月ごがつ、「重大じゅうだい事故じこきるおそれがある」として、運転うんてん停止ていしもとめるかり処分しょぶん松山まつやま地方ちほう裁判所さいばんしょ申し立もうしたてました。

伊方いかた原発げんぱつ周辺しゅうへんには複数ふくすうかつ断層だんそうがあり、四国しこく電力でんりょくは、九州きゅうしゅう四国しこく近畿きんきにかけてびる断層だんそうながさおよそよんはちぜろキロにわたって連動れんどうした場合ばあいなどを想定そうていして原発げんぱつでの最大さいだいれを算定さんていした結果けっか、「原発げんぱつ安全あんぜんせい確保かくほされている」としたのに対にたいし、住民じゅうみんがわは「想定そうていされたれは過小かしょう評価ひょうかされている」などと主張しゅちょうしていました。

いちにち決定けっていで、松山まつやま地方ちほう裁判所さいばんしょ久保井くぼい恵子けいこ裁判さいばんちょうは「四国しこく電力でんりょくれを算定さんていするさい使つかった計算けいさんしきには合理ごうりせいみとめられ、地震じしん規模きぼちいさいとはえない。原発げんぱつあたらしい規制きせい基準きじゅん内容ないよう合理ごうりとはえず、原子力げんしりょく規制きせい委員いいんかい判断はんだんあやまりはない」として、住民じゅうみん申し立もうしたてを退しりぞけました。

伊方いかた原発げんぱつさん号機ごうきは、原子力げんしりょく規制きせい委員いいんかいあたらしい規制きせい基準きじゅんのもとで去年きょねん8月はちがつさい稼働かどうしています。
伊方いかた原発げんぱつさん号機ごうきをめぐっては、広島ひろしま地方ちほう裁判所さいばんしょが、ことし3月さんがつ運転うんてん停止ていしするようもとめたべつ住民じゅうみんかり処分しょぶん申し立もうしたてを退しりぞけていて、今回こんかいおな判断はんだんしめされたことになります。

住民じゅうみんがわ弁護士べんごし即時そくじ抗告こうこく検討けんとう方向ほうこうかんがえたい」

決定けっていのあと、報道ほうどう各社かくしゃ取材しゅざいおうじた住民じゅうみんがわ弁護べんごだん河合かわい弘之ひろゆき弁護士べんごしは「残念ざんねん決定けっていだ。しかし、わたしたちは原発げんぱつめるたたかいをやめるわけにはいかない。高等こうとう裁判所さいばんしょへの即時そくじ抗告こうこく検討けんとうする方向ほうこうかんがえていきたい」とはなしていました。

また、かり処分しょぶん申し立もうしたてた住民じゅうみんいちにん和田わだおさむさんは「まったくもってゆるせない事態じたいだ。原発げんぱつめることは、正義せいぎたたかいであり、これからも全力ぜんりょくげて伊方いかた原発げんぱつめるために頑張がんばりたい」とはなしていました。

四国しこく電力でんりょく安全あんぜん安定あんてい運転うんてんつとめる」

決定けっていのあと、四国しこく電力でんりょく原子力げんしりょく瀧川たつかわしげるとうふく部長ぶちょうは、報道ほうどう各社かくしゃ取材しゅざいに対にたいし、「当社とうしゃのこれまでの主張しゅちょう裁判所さいばんしょみとめられたということで、まことにありがたい。われわれとしては、引き続ひきつづき、伊方いかた発電はつでんしょ安全あんぜん安定あんてい運転うんてんにしっかりとつとめてまいりたいとかんがえております」とべました。

愛媛えひめ県知事けんちじ安全あんぜん運転うんてんつとめてほしい」

今回こんかい決定けっていについて、愛媛えひめけん中村なかむら知事ちじは「司法しほう判断はんだんかかわるものであるが、四国しこく電力でんりょくには今後こんごとも、けっして事故じここさないという心構こころがまえのもと、慎重しんちょうかつ細心さいしん注意ちゅういはらいながら、安全あんぜん運転うんてんつとめていただきたい」とするコメントを発表はっぴょうしました。
ソース:NHK ニュース