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水銀が原因の病気などをなくすための「水俣条約」がスタート
2017-08-16 16:30:00

60年ぐらい前から熊本県水俣市などで、近くの海で取った魚を食べた大勢の人が「水俣病」になりました。水俣病は神経などが麻痺する病気で、原因は工場から出た水に入っていた水銀だとわかりました。
2013年に国連は熊本県で会議を開いて、水銀が原因の病気や環境の汚染をなくすための「水俣条約」を決めました。世界の50以上の国などがこの条約を結んだため、8月16日から条約をスタートしました。
条約では、今まで水銀を採っていなかった山からは採らないと決めています。そして、2020年までに、決めた量より多い水銀を使った電池や電灯などを作ることや輸出や輸入をやめることを決めています。
2013年の会議で、水俣病の経験などを話した男性は「水俣病で苦しんだ大勢の人たちの経験が、世界の役に立ってよかったと思います」と話していました。
ソース:NHK ニュース