Hiện Furigana
「無痛分べん」での事故防止へ 国の研究班が初会合
2017-08-23 06:04:18

麻酔を使って陣痛を和らげる「無痛分べん」で、事故を防止するための厚生労働省の研究班の初会合が開かれ、今後、安全な無痛分べんの手順をまとめて公表したうえで、医師に研修を行う態勢を整えることを決めました。
麻酔を使って陣痛を和らげる無痛分べんは、日本産婦人科医会などの調査では国内の実施件数は昨年度までの9年間に2倍以上に増加していますが、麻酔をかけた後の管理の問題で妊婦が死亡するなど重大な事故が起きています。
東京・千代田区で開かれた厚生労働省の研究班の初会合には、産科や麻酔科の医師が出席し、産婦人科医会が実施した昨年度の無痛分べんの実態調査が報告されました。この中では、無痛分べんのおよそ5割が「病院」よりも規模が小さい「診療所」で行われていたことが示されました。
このあと会議では、無痛分べんの標準的な手順を示したガイドラインが国内にはないことが説明され、研究班は今後、安全な実施手順をまとめて公表し、医師に研修を行うなどの態勢を整えることが決まりました。
産婦人科医会では、無痛分べんによる事故が全国で何件起きているのか調査と分析を進めていて、研究班では今年度中に事故の実例を踏まえるなどして安全な手順をまとめ、最終的な結果を広く伝える方法についても検討することにしています。
研究班の代表で、北里大学病院の海野信也病院長は、「無痛分べんのニーズは高まっていて、安心してお産できる態勢づくりを進めたい」と話しています。
東京・千代田区で開かれた厚生労働省の研究班の初会合には、産科や麻酔科の医師が出席し、産婦人科医会が実施した昨年度の無痛分べんの実態調査が報告されました。この中では、無痛分べんのおよそ5割が「病院」よりも規模が小さい「診療所」で行われていたことが示されました。
このあと会議では、無痛分べんの標準的な手順を示したガイドラインが国内にはないことが説明され、研究班は今後、安全な実施手順をまとめて公表し、医師に研修を行うなどの態勢を整えることが決まりました。
産婦人科医会では、無痛分べんによる事故が全国で何件起きているのか調査と分析を進めていて、研究班では今年度中に事故の実例を踏まえるなどして安全な手順をまとめ、最終的な結果を広く伝える方法についても検討することにしています。
研究班の代表で、北里大学病院の海野信也病院長は、「無痛分べんのニーズは高まっていて、安心してお産できる態勢づくりを進めたい」と話しています。
ソース:NHK ニュース