トランプ大統領だいとうりょう 北朝鮮きたちょうせん制裁せいさい決議けつぎ「小ちいさな一いち歩ほ」さらなる圧力あつりょくを

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは、国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいが採択さいたくした北朝鮮きたちょうせんに対にたいする新あらたな制裁せいさい決議けつぎについて、「非常ひじょうに小ちいさな一いち歩ほにすぎない」などと述のべ、今回こんかいの決議けつぎでは十分じゅうぶんではないとして、北朝鮮きたちょうせんに対にたいし一層いっそう、圧力あつりょくを強つよめていくことが必要ひつようだという考かんがえを示しめしました。

トランプ大統領だいとうりょうは、１いち２に日にち、ホワイトハウスで、マレーシアのナジブ首相しゅしょうと会談かいだんし、その冒頭ぼうとうで、国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいが北朝鮮きたちょうせんに対にたいする新あらたな制裁せいさい決議けつぎを全会ぜんかい一致いっちで採択さいたくしたことを歓迎かんげいする考かんがえを示しめしました。
そして「決議けつぎは非常ひじょうに小ちいさな一いち歩ほにすぎず、たいしたことではない。効果こうかがあるのかもわからず、最終さいしゅう的てきに起おきなければならないこととは比くらべものにならない」と述のべ、今回こんかいの決議けつぎでは十分じゅうぶんではないとして、北朝鮮きたちょうせんに対にたいし、一層いっそう、圧力あつりょくを強つよめていくことが必要ひつようだという考かんがえを示しめしました。

今回こんかいの決議けつぎでは、当初とうしょ、アメリカが草案そうあんに盛り込もりこんでいた北朝鮮きたちょうせんへの原油げんゆの禁輸きんゆは除外じょがいされ、原油げんゆの輸出ゆしゅつ量りょうは、事実じじつ上じょう、現状げんじょうが維持いじされることになり、厳きびしい制裁せいさいに慎重しんちょうな中国ちゅうごくやロシアに配慮はいりょした形かたちになっています。

こうした中なか、トランプ大統領だいとうりょうとしては、来週らいしゅう、ニューヨークでの国連こくれん総会そうかいに出席しゅっせきし、関係かんけい国こくの首脳しゅのうらと協議きょうぎを重かさねることで、北朝鮮きたちょうせんに対にたいする国際こくさい的てきな包囲ほうい網もうを狭せばめたい考かんがえです。

ソース：NHK ニュース