北朝鮮きたちょうせんで揺ゆれ 中国ちゅうごく・韓国かんこくともに自然しぜん地震じしんとの見方みかた

２に３さん日にち、北朝鮮きたちょうせんの北東ほくとう部ぶにある核かく実験じっけん場じょうの近ちかくで揺ゆれが観測かんそくされ、当初とうしょ、中国ちゅうごく当局とうきょくが、何なんらかの爆発ばくはつによる揺ゆれが疑うたがわれると速報そくほうしましたが、その後そのご、情報じょうほうを修正しゅうせいし、中国ちゅうごく当局とうきょくと韓国かんこく気象庁きしょうちょうのいずれも自然しぜんの地震じしんだったとの見方みかたを示しめしています。

韓国かんこく気象庁きしょうちょうによりますと、日本にっぽん時間じかんの２に３さん日にち午後ごご５ご時じ２に９きゅう分ふんごろ、北朝鮮きたちょうせん北東ほくとう部ぶでマグニチュード３さん．２にの揺ゆれが観測かんそくされました。

揺ゆれが観測かんそくされたのは、北朝鮮きたちょうせんの核かく実験じっけん場じょうがあるハムギョン（咸鏡きょう）北道ほくどうプンゲリ（豊ゆたか渓けい里さと）で、震源しんげんは、今月こんげつ３さん日にちに北朝鮮きたちょうせんが６ろく回かい目めの核かく実験じっけんを行おこなった場所ばしょから北西ほくせいにおよそ６ろくキロ離はなれ、震源しんげんの深ふかさはおよそ２にキロと推定すいていされています。

今回こんかいの揺ゆれについて、中国ちゅうごく当局とうきょくは当初とうしょ、何なんらかの爆発ばくはつによる揺ゆれが疑うたがわれると速報そくほうしましたが、関係かんけいする研究けんきゅう機関きかんなどと分析ぶんせきを行おこなった結果けっか「核かく爆発ばくはつによるものではなく、自然しぜんの地震じしんの特徴とくちょうを備そなえたものと判断はんだんした」と情報じょうほうを修正しゅうせいしました。

また、韓国かんこく気象庁きしょうちょうによりますと、自然しぜんの地震じしんで生しょうじる小刻こきざみな「Ｐぴ-波は」と呼よばれる揺ゆれと、これに続つづいて「Ｓえす波なみ」と呼よばれる揺ゆれが観測かんそくされたということで、自然しぜんの地震じしんと見みられると分析ぶんせきしています。

さらに、オーストリアのウィーンに本部ほんぶがある国際こくさい的てきな核かく実験じっけんの監視かんし網もうＣＴＢＴＯも、人工じんこう的てきな揺ゆれとは考かんがえにくく新あらたな核かく実験じっけんによるものとは見みられないとする見解けんかいを示しめしています。

ソース：NHK ニュース