Hiện Furigana
手ごろな豚肉の輸入販売を強化 大手商社 牛肉は高値傾向
2017-09-24 05:19:04

このうち、住友商事の子会社は、4つの品種を掛け合わせたアメリカ産のブランド「四元豚」の販売が好調で、今年度の販売量は、前の年度より10%ほど増える見通しです。脂身の口溶けをよくしたのが特徴だということで、昨年度は1万800トンだった年間の販売量を再来年度までに60%以上増やして1万8000トンとする計画です。
一方、伊藤忠商事は、カナダのグループ会社が生産するブランド豚の販売量を今年度は昨年度より10%ほど多い、およそ5万トンと見込んでいます。小麦中心の餌で育てることによるさっぱりとした味が特徴だということで、来年度は販売量を一段と増やし、7万5000トンにすることを目指しています。
大手商社が外国産の豚肉の販売を強化している背景には、輸入牛肉が干ばつなどの影響で高値傾向となっているうえ、アメリカ産などの冷凍牛肉にセーフガードが発動され、さらに値上がりする可能性が指摘されていることがあります。
伊藤忠商事の鯛健一畜産部長は「豚肉の輸入を拡大する環境は整っている。来年春には工場を拡張する計画で、日本のマーケットへの販売をさらに増やしたい」と話しています。
一方、伊藤忠商事は、カナダのグループ会社が生産するブランド豚の販売量を今年度は昨年度より10%ほど多い、およそ5万トンと見込んでいます。小麦中心の餌で育てることによるさっぱりとした味が特徴だということで、来年度は販売量を一段と増やし、7万5000トンにすることを目指しています。
大手商社が外国産の豚肉の販売を強化している背景には、輸入牛肉が干ばつなどの影響で高値傾向となっているうえ、アメリカ産などの冷凍牛肉にセーフガードが発動され、さらに値上がりする可能性が指摘されていることがあります。
伊藤忠商事の鯛健一畜産部長は「豚肉の輸入を拡大する環境は整っている。来年春には工場を拡張する計画で、日本のマーケットへの販売をさらに増やしたい」と話しています。
輸入豚肉が注目される理由とは
牛肉の価格は、ここ数年、値上がり傾向にあります。
農畜産業振興機構によりますと、ことし7月の牛肉の「ばら肉」の小売価格は5年前、2012年度の平均に比べて、オーストラリア産が20%、アメリカ産も27%、高くなっています。
国産の和牛も、農家の減少などを背景に「ばら肉」の小売価格は25%高くなっています。
輸入牛肉の価格上昇は、ここ数年の干ばつで生産量が減少したためです。特にオーストラリア産の価格が上昇したことに伴ってアメリカ産の輸入が増加したことで、緊急の輸入制限措置、いわゆる「セーフガード」の発動につながりました。これによって、先月からアメリカ産などの冷凍牛肉の関税が引き上げられたため、今後、輸入牛肉がさらに値上がりする可能性が指摘されています。
一方、豚肉の小売価格は、ことし7月の「ロース肉」で見ますと、国産の豚肉は5年前の平均に比べて10%値上がりしている一方、輸入豚肉は小幅に値下がりしています。
国産は、豚肉も牛肉と同じように生産農家が減少していることから、今後、生産量の大幅な増加は見込めず、輸入豚肉に注目が集まる背景になっています。
農畜産業振興機構によりますと、ことし7月の牛肉の「ばら肉」の小売価格は5年前、2012年度の平均に比べて、オーストラリア産が20%、アメリカ産も27%、高くなっています。
国産の和牛も、農家の減少などを背景に「ばら肉」の小売価格は25%高くなっています。
輸入牛肉の価格上昇は、ここ数年の干ばつで生産量が減少したためです。特にオーストラリア産の価格が上昇したことに伴ってアメリカ産の輸入が増加したことで、緊急の輸入制限措置、いわゆる「セーフガード」の発動につながりました。これによって、先月からアメリカ産などの冷凍牛肉の関税が引き上げられたため、今後、輸入牛肉がさらに値上がりする可能性が指摘されています。
一方、豚肉の小売価格は、ことし7月の「ロース肉」で見ますと、国産の豚肉は5年前の平均に比べて10%値上がりしている一方、輸入豚肉は小幅に値下がりしています。
国産は、豚肉も牛肉と同じように生産農家が減少していることから、今後、生産量の大幅な増加は見込めず、輸入豚肉に注目が集まる背景になっています。
ソース:NHK ニュース