“裸はだかのモナリザ”発見はっけん？ ダ・ヴィンチ直筆じきひつの可能かのう性せいも

フランスの美術館びじゅつかんに所蔵しょぞうされている木炭もくたんで描えがかれた裸婦らふ画がが、イタリア・ルネサンスの巨匠きょしょう、レオナルド・ダ・ヴィンチによって描えがかれ、名画めいが「モナリザ」の制作せいさくに極きわめて深ふかい関かかわりを持もつ可能かのう性せいがあると、「モナリザ」を所蔵しょぞうするルーブル美術館る-ぶるびじゅつかんなどが明あきらかにし、絵画かいが史上しじょうの大だい発見はっけんになるか注目ちゅうもくされています。

フランスのコンデ美術館びじゅつかんのコレクションの１ひとつで、１いち５ご世紀せいき後半こうはんから１いち６ろく世紀せいきにかけてのものと見みられる、木炭もくたんで描えがかれた裸婦らふ画が「モナバンナ」について、名画めいが「モナリザ」を所蔵しょぞうするルーブル美術館る-ぶるびじゅつかんなどの調査ちょうさチームは２に８はち日にち、少すくなくとも一部いちぶはレオナルド・ダ・ヴィンチ自身じしんによって描えがかれた可能かのう性せいがあると明あきらかにしました。

調査ちょうさチームは、描写びょうしゃの特徴とくちょうがダ・ヴィンチのものに似にているほか、モナバンナの左腕さわんに添そえられた右手みぎての開ひらき具合ぐあいなどが、ダ・ヴィンチが描えがいたモナリザとほぼ一致いっちしているとしています。

さらに、この絵えはモナリザとほぼ同おなじ大おおきさで、油絵あぶらえ用ようのキャンバスや板いたに転写てんしゃしたときの痕跡こんせきが残のこっていることから、油絵あぶらえで描えがかれたモナリザの下絵したえとなった可能かのう性せいも含ふくめて、その制作せいさく過程かていに極きわめて深ふかい関かかわりを持もつと指摘してきしています。

一方いっぽうで、描えがかれた線せんの一部いちぶについては右みぎ利ききの人物じんぶつによるもので、左利ひだりききだったダ・ヴィンチのものとは異ことなるとして、今後こんごも慎重しんちょうに調査ちょうさするとしていますが、欧米おうべいメディアを中心ちゅうしんに、「裸はだかのモナリザが発見はっけんされた」などと大おおきく伝つたえられていて、絵画かいが史上しじょうの大だい発見はっけんになるか注目ちゅうもくされています。

ソース：NHK ニュース