三陸さんりく鉄道てつどうに地元じもと出身しゅっしんの女性じょせい運転うんてん士し誕生たんじょう 岩手いわて

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいで大おおきな被害ひがいを受うけた岩手いわて県けん沿岸えんがんを走はしる三陸さんりく鉄道てつどうで、地元じもと出身しゅっしんの女性じょせい運転うんてん士しが誕生たんじょうし、１いち４よん日にち初はじめて乗客じょうきゃくを乗のせて列車れっしゃを運転うんてんしました。

岩手いわて県けん宮古みやふる市し出身しゅっしんの宇都宮うつのみや聖きよし花はなさん（２に３さん）は、高校こうこう１いち年生ねんせいの時ときに東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいに被災ひさいし、ふるさとに貢献こうけんしようと去年きょねん４月しがつ、三陸さんりく鉄道てつどうに入社にゅうしゃし、社内しゃないでの運転うんてんの訓練くんれんなどを受うけてきました。

訓練くんれんを終おえた宇都うと宮みやさんは、宮古みやふる駅えきと久慈くじ駅えきを結むすぶ列車れっしゃを運転うんてんする運転うんてん士しとしてデビューすることになり、１いち４よん日にち、宮古みやふる市しの三陸さんりく鉄道てつどうの本社ほんしゃで運転うんてん士しの辞令じれいとネームプレートを受け取うけとりました。
そのあと宮古みやふる駅えきのホームに移動いどうし、宇都うと宮みやさんは乗客じょうきゃくを前まえに「信頼しんらいされ、愛あいされる運転うんてん士しを目指めざします」と決意けついを語かたりました。

１いち４よん日にちは午前ごぜん９きゅう時じすぎに列車れっしゃの出発しゅっぱつのベルを鳴ならして運転うんてん席せきに座すわると、一ひとつ一ひとつ手順てじゅんを確認かくにんしながら列車れっしゃを発車はっしゃさせ、運転うんてん士しとしての第一歩だいいっぽを踏み出ふみだしました。

宇都うと宮みやさんは「運転うんてん士しとしてお客様おきゃくさまの命いのちを預あずかる責任せきにん感かんで身みが引き締ひきしまる思おもいです。少すこしでも地元じもとを元気げんきづけることに貢献こうけんしたい」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース