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きょうから中国共産党大会 習主席への権力集中は
2017-10-17 19:19:08

中国の新しい指導部の人事や政策の基本方針などを決める5年に1度の中国共産党大会が18日北京で開幕します。党大会では、指導部人事や党の最高規則である党規約の改正を通じて、習近平国家主席への権力の一極集中がどこまで進むかに注目が集まっています。
およそ2300人の共産党員の代表が参加して日本時間の18日午前10時から始まる中国共産党大会は、冒頭、習近平国家主席が、党のトップの総書記として、過去5年間の成果を総括するほか、今後の政治や経済の基本方針を示す政治報告を行います。
また、今回の党大会では、党の最高規則である党規約が改正されて習主席の指導理念が盛り込まれる見通しで、建国の父と言われる毛沢東や、改革開放政策を打ち出した※トウ小平に並んで、習主席の名前が党規約に盛り込まれるかどうかが焦点になっています。
そして、24日の閉会日に選出されるおよそ200人の中央委員が、翌日の25日に開かれる中央委員会総会で、新しい最高指導部、政治局常務委員のメンバーを正式に決定するものと見られ、党大会の期間中に、指導部の人事について大詰めの調整が行われます。
最高指導部の人事では、汚職撲滅の責任者として大物幹部の摘発を大胆に進め、習主席への権力の集中を支えてきた政治局常務委員で現在、69歳の王岐山氏が党大会の際に68歳以上の幹部は引退するという党の慣例を打ち破って常務委員に留まるかどうかや、習主席の元部下で、重慶市のトップの陳敏爾氏が常務委員に抜てきされ、将来の指導者の候補として躍り出るかなどに注目が集まっています。
また、1980年代に当時の習主席と同じ河北省で勤務し、この5年間は、習主席を補佐する秘書役として党の中央弁公庁のトップを務めた栗戦書氏も常務委員に選ばれるという見方が強まっていて、こうした指導部人事に習主席への権力の集中がどの程度反映されるか注目されています。
※トウは登におおざと
また、今回の党大会では、党の最高規則である党規約が改正されて習主席の指導理念が盛り込まれる見通しで、建国の父と言われる毛沢東や、改革開放政策を打ち出した※トウ小平に並んで、習主席の名前が党規約に盛り込まれるかどうかが焦点になっています。
そして、24日の閉会日に選出されるおよそ200人の中央委員が、翌日の25日に開かれる中央委員会総会で、新しい最高指導部、政治局常務委員のメンバーを正式に決定するものと見られ、党大会の期間中に、指導部の人事について大詰めの調整が行われます。
最高指導部の人事では、汚職撲滅の責任者として大物幹部の摘発を大胆に進め、習主席への権力の集中を支えてきた政治局常務委員で現在、69歳の王岐山氏が党大会の際に68歳以上の幹部は引退するという党の慣例を打ち破って常務委員に留まるかどうかや、習主席の元部下で、重慶市のトップの陳敏爾氏が常務委員に抜てきされ、将来の指導者の候補として躍り出るかなどに注目が集まっています。
また、1980年代に当時の習主席と同じ河北省で勤務し、この5年間は、習主席を補佐する秘書役として党の中央弁公庁のトップを務めた栗戦書氏も常務委員に選ばれるという見方が強まっていて、こうした指導部人事に習主席への権力の集中がどの程度反映されるか注目されています。
※トウは登におおざと
ソース:NHK ニュース