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きゅうにん遺体いたい事件じけん自殺じさつ書き込かきこ対策たいさく つづ模索もさく

2017-11-01 19:29:36

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インターネットを通をつうじて、一緒いっしょ自殺じさつする相手あいて募集ぼしゅうするなどのケースはこれまでにも繰り返くりかえされてきました。
かつてはインターネットの掲示板けいじばん書き込かきこむなど「自殺じさつサイト」が中心ちゅうしんでした。
平成へいせいいちななねんには自殺じさつサイトで知り合しりあった男女だんじょさんにんに対にたいし「一緒いっしょ自殺じさつしよう」などと誘い出さそいだして殺害さつがいしたとしてまえうえひろしもと死刑しけいしゅう逮捕たいほされ、すでに死刑しけい執行しっこうされています。

平成へいせいいちろくねんには自殺じさつサイトで知り合しりあったぜろさいからさんよんさい男女だんじょななにん埼玉さいたま県内けんない駐車ちゅうしゃじょうにとめたレンタカーのなか練炭れんたんやして自殺じさつするなど、ネットを通をつうじて知り合しりあ集団しゅうだん自殺じさつするケースもすくなくありません。

社会しゃかい問題もんだいとなった自殺じさつサイトについては、対策たいさくこうじられてきました。
そのひとつとして、警察庁けいさつちょうから委託いたくけた民間みんかん団体だんたいの「インターネット・ホットラインセンター」では有害ゆうがい情報じょうほうとしてネット事業じぎょうしゃ削除さくじょ要請ようせいするなどの対応たいおうっているということです。
こうしたながれをけて、近年きんねんでは自殺じさつサイトからツイッター移行いこうしているとされています。
ツイッターじょうで「#自殺じさつ募集ぼしゅう」という言葉ことば検索けんさくすると、一緒いっしょ自殺じさつするひとさがすような内容ないよう書き込かきこみが投稿とうこうされていました。
「#自殺じさつ募集ぼしゅう以外いがいにも「#自殺じさつしゃ募集ぼしゅう」「#自殺じさつ願望がんぼう」「#自殺じさつ仲間なかま」といった自殺じさつという言葉ことばにハッシュタグがついた書き込かきこみが多数たすう投稿とうこうされています。

ツイッターでは、いちにんでいくつものアカウントをつくれることや匿名とくめいででき個人こじん特定とくていにつながりづらいことが背景はいけいにあるとられています。

こうした状況じょうきょうについてSNSじょうでは「#自殺じさつ募集ぼしゅうというハッシュタグをつくれないようにしたほうがいい」「この物騒ぶっそうなタグはとりあえず禁止きんしして、募集ぼしゅうしているひとたちはそくアカウント凍結とうけつにしたらどうでしょうか」「このタグをけたら違反いはん&アカウントを凍結とうけつすればいのになぁーなぁ-」などといった書き込かきこみがおおられました。

Twitterしゃ日本にっぽん法人ほうじんによりますと、利用りよう規約きやくなかで、自殺じさつをする仲間なかまつのったり自殺じさつ手段しゅだん紹介しょうかいするなどの書き込かきこみを原則げんそく禁止きんししています。
ただ自殺じさつかんがえているひと兆候ちょうこう周囲しゅういひとがついて差し伸さしのべる可能かのうせいのこ必要ひつようせいがあるとして、ツイートの削除さくじょもとめたりアカウントを凍結とうけつしたりすることはせず、ツイートをひと報告ほうこくけて専門せんもん相談そうだん機関きかん案内あんないしているということです。

Twitterしゃ日本にっぽん法人ほうじんNHKえぬえいちけい取材しゅざいに対にたいして「今回こんかいのことをまえできるだけよい方法ほうほう社内しゃないがい相談そうだんつづけたい」としています。

ネット自殺じさつくわしい渋井しぶい哲也てつやさん削除さくじょ 判断はんだんむずかしい」

今回こんかい事件じけんについて、インターネットが関係かんけいした自殺じさつについてくわしいフリーライター渋井しぶい哲也てつやさんは「きゅうぜろ年代ねんだい後半こうはん以降いこう一緒いっしょ自殺じさつしてくれるひとさがすブログが立ち上たちあがったり、自殺じさつについての相談そうだん書き込かきこむような掲示板けいじばんができたりして、それが事件じけん発端ほったんになることがあった。しかしいまのネットユーザーはブログやサイトをるよりツイッターやフェイスブックなどSNS使つかった情報じょうほう交換こうかんおおいので、そうした自殺じさつに関にかんする書き込かきこみも必然ひつぜんてきにSNSにながれてきている。『このひとはなしいてくれるひとだ』とおもえばいたくなるものなので、短期間たんきかんでこのくらいのひとあつまったのは不思議ふしぎなことではない」と分析ぶんせきしています。

そして書き込かきこに対にたいするSNSなどの管理かんりしゃ対応たいおうについて「ブログやサイトで自殺じさつのリスクがたかいと判断はんだんした場合ばあいには、プロバイダーや管理かんりじん書き込かきこみを削除さくじょするということがあった。ツイッターの場合ばあいにはそこまでの規制きせいがまだないのでこのような事件じけんきてしまうのも自然しぜんなことだとおもう」とはなしています。
そのうえで今後こんご対策たいさくについては「ネットじょうには自殺じさつをとめたいひとはなしきたいひともたくさんいて、そうしたひとたちとつながることで『またきたい』とおもひともいる。書き込かきこみを全部ぜんぶしてしまうとそういう抑止よくし効果こうかもなくなってしまうという考え方かんがえかたもある。削除さくじょするとってもなにがリスクがたかいかという判断はんだんむずかしく、かなり議論ぎろん必要ひつようだ」とはなしています。
ソース:NHK ニュース