北朝鮮きたちょうせん 多連装たれんそうロケット砲ほうの発射はっしゃ実験じっけん実施じっし 米べい韓かんの演習えんしゅうへの対抗たいこうか

北朝鮮きたちょうせんは、韓国かんこくの首都しゅとソウルに対にたいする大だい規模きぼな奇襲きしゅう攻撃こうげきが可能かのうになるとされる、多連装たれんそうロケット砲ほうの発射はっしゃ実験じっけんを実施じっししたと、朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうの機関きかん紙しが伝つたえました。専門せんもん家かは29日にちまで合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうを続つづけるアメリカと韓国かんこくへの対抗たいこう姿勢しせいを示しめしたと指摘してきしています。

28日にち付づけの北朝鮮きたちょうせんの「労働ろうどう新聞しんぶん」は、240ミリ口径こうけいの多連装たれんそうロケット砲ほうの発射はっしゃ実験じっけんを27日にち実施じっしし、キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）総そう書記しょきが視察しさつしたと伝つたえました。

このロケット砲ほうには、新あらたな誘導ゆうどうシステムが導入どうにゅうされ、破壊はかい力りょくも高たかめたとしていて、目標もくひょうに正確せいかくに着弾ちゃくだんさせたとする写真しゃしんも掲載けいさいされています。

そして、キム総そう書記しょきがロケット砲ほうの生産せいさんや、再さい来年らいねんまでの間まに終おえるとしていた軍ぐんへの配備はいびについて、重要じゅうような方針ほうしんを示しめしたなどとも伝つたえています。

このロケット砲ほうは、軍需ぐんじゅ産業さんぎょうを担になう「第だい2経済けいざい委員いいん会かい」の傘下さんかにある「国防こくぼう工業こうぎょう企業きぎょう所しょ」で生産せいさんされたとしていて、韓国かんこくの通信つうしん社しゃ、連合れんごうニュースは、ロシアへの輸出ゆしゅつを念頭ねんとうにした可能かのう性せいがあるという見方みかたを伝つたえています。

韓国かんこくの国防こくぼう白書はくしょは、北朝鮮きたちょうせんの240ミリ口径こうけいのロケット砲ほうについて、ソウルを含ふくむ韓国かんこくの首都しゅと圏けんに対にたいする大だい規模きぼな奇襲きしゅう攻撃こうげきが可能かのうだとしていて、専門せんもん家かは29日にちまで合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうを続つづけるアメリカと韓国かんこくへの対抗たいこう姿勢しせいを示しめしたと指摘してきしています。

ソース：NHK ニュース