ブラジルの世界最大級せかいさいだいきゅうの湿地帯しっちたい　火災かさいの拡大続かくだいつづく　2020年以来最悪ねんいらいさいあくの被害ひがい

　南米なんべいブラジルにある世界最大級せかいさいだいきゅうの湿地帯しっちたいで水不足みずぶそくなどによって火災かさいが広ひろがっていて、過去最悪かこさいあくだった2020年以来ねんいらいの甚大じんだいな被害ひがいが出でています。

　ロイター通信つうしんによりますと、ブラジル中西部ちゅうせいぶに広ひろがる湿地帯しっちたいパンタナルで今年ことし、5月末がつまつまでの間あいだに発生はっせいした火災かさいは、去年きょねんの同おなじ時期じきに比くらべておよそ10倍ばいに上のぼりました。

　現在げんざいも火災かさいが広ひろがり続つづけていて、これまでに東京都とうきょうとのおよそ1.5倍ばいに相当そうとうする面積めんせきが燃もえました。

　この地域ちいきは通常つうじょう9月がつに山火事やまかじのピークを迎むかえますが、専門家せんもんかは、全体ぜんたいの3分ぶんの1が焼失しょうしつして記録的きろくてきな被害ひがいとなった2020年ねんの始はじまりよりも今年ことしの山火事やまかじの方ほうがひどいと警告けいこくしています。

　地元住民じもとじゅうみんは「火ひの勢いきおいが強つよければ動物どうぶつを取とり囲かこんでしまうかもしれない」と話はなし、パンタナルに生息せいそくする動物どうぶつへの影響えいきょうも懸念けねんされます。

ソース：NHK ニュース