鉄器時代てっきじだいの人ひとびと々も遺品いひんで死者ししゃを追想ついそう、英研究えいけんきゅう

　英えいイングランド北東部ほくとうぶにあるヨーク大学だいがくの考古学者こうこがくしゃらは今回こんかいの研究けんきゅうで、彼かれらが「問題もんだいの品しな」と呼よぶ、死者ししゃの所持品しょじひんのうちで、残のこされた人ひとびと々が使用しようしたいと考かんがえるような物ものではないものの、捨すてることは出来できないと感かんじる物ものに焦点しょうてんを当あてました。
　研究者けんきゅうしゃらは、スコットランドのブロックスマウスにある、紀元前きげんぜん６４０年ねんから紀元きげん２１０年ねんにさかのぼる丘おかの上うえに入植者にゅうしょくしゃが築きずいた城塞じょうさい（じょうさい）集落跡しゅうらくあとで、円形状えんけいじょうの小屋こやの壁かべの合間あいまから、さじの骨角器こっかくきや石臼いしうすといった日用品にちようひんを発見はっけんしてきました。
　研究者けんきゅうしゃらはこうした品しなじな々が、死者ししゃをしのぶ物ものとしてその場所ばしょに置おかれた可能性かのうせいがあると考かんがえています。
　鉄器時代てっきじだいの英国えいこくでは、遺体いたいを葬ほうむらずに自然しぜんにかえす風葬ふうそうのような方法ほうほうが一般的いっぱんてきに行おこなわれていました。

ソース：NHK ニュース