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京都きょうと 滋賀しが記録きろくてき大雨おおあめ 九州きゅうしゅう 山口やまぐちせんじょう降水こうすいたい発生はっせい厳重げんじゅう警戒けいかい

2022-07-19 04:33:45

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前線ぜんせんてい気圧きあつ影響えいきょう近畿きんき東海とうかい雨雲あまぐも発達はったつし、京都きょうと滋賀しがけんではレーダーによる解析かいせきで1時間じかんおよそ90ミリ猛烈もうれつあめったとみられます。
土砂どしゃ災害さいがい浸水しんすいなど厳重げんじゅう警戒けいかい必要ひつようです。
九州きゅうしゅうなどではせんじょう降水こうすいたい発生はっせい雨量うりょう急激きゅうげきえるそれあるほか西日本にしにほんから東北とうほくにかけて大雨おおあめなるところがある見込みこ危険きけん差し迫さしせままえ安全あんぜん確保かくほするようにしてください。
気象庁きしょうちょうによりますと、前線ぜんせんてい気圧きあつかってあたたかく湿しめった空気くうき流れ込ながれこんでいるため、19にちあさにかけてあめつよまった九州きゅうしゅうだけでなくこの時間じかん近畿きんき東海とうかいでも局地きょくちてき雨雲あまぐも発達はったつしています。

レーダーによる解析かいせきで、
京都きょうと中京ちゅうきょう付近ふきんでは午前ごぜん1120ふんまでの1時間じかんに、
滋賀しがけん近江おうみ八幡やはた付近ふきんでは正午しょうごまでの1時間じかんに、
いずれおよそ90ミリ猛烈もうれつあめったとみられ、気象庁きしょうちょうは「記録きろくてきたん時間じかん大雨おおあめ情報じょうほう」を相次あいついで発表はっぴょうしました。

また、18にちよるおそくから19にち明け方あけがたにかけては山口やまぐちけん福岡ふくおかけん佐賀さがけん、それに大分おおいたけんせんじょう降水こうすいたい発生はっせいして猛烈もうれつあめ非常ひじょうはげしいあめ降り続ふりつづき、「顕著けんちょ大雨おおあめに関にかんする情報じょうほう」が相次あいついで発表はっぴょうされました。

熊本くまもとけん球磨くまむらでは国土こくど交通こうつうしょう設置せっちした雨量うりょうけい正午しょうごまでの1時間じかんに52ミリ
静岡しずおかけん伊豆いず小下田こしもだでは午後ごご0時半じはんまでの1時間じかんに51.5ミリのいずれ非常ひじょうはげしいあめ観測かんそくしました。

また正午しょうごまでの24時間じかん降水こうすいりょうは、
山口やまぐちけん美祢みね東厚保ひがしあつで243ミリ平年へいねんの7つき1か月かげつぶん雨量うりょうの7わりたっし、7つきとしては観測かんそく史上しじょうもっとおおくなったほか
熊本くまもとけん山鹿やまがで227.5ミリなどとなっています。
これまでにったあめ滋賀しがけん京都きょうと島根しまねけん山口やまぐちけん大分おおいたけんでは、土砂どしゃ災害さいがい危険きけんせい非常ひじょうたかくなり、「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」が発表はっぴょうされている地域ちいきがあります。

また福岡ふくおかけん山口やまぐちけんでは氾濫はんらん危険きけんせい非常ひじょうたか氾濫はんらん危険きけん水位すいい」をえているかわがあります。

引き続ひきつづ九州きゅうしゅう山口やまぐちせんじょう降水こうすいたいのおそれ

今後こんご見通みとおです。

てい気圧きあつ日本にっぽんうみひがしすす前線ぜんせん南下なんかするため西日本にしにほん東日本ひがしにっぽんでは20にちにかけて、大気たいき非常ひじょう不安定ふあんてい状態じょうたいつづ見込みこです。

九州きゅうしゅう北部ほくぶ山口やまぐちけん九州きゅうしゅう南部なんぶでは19にちちゅうにかけて引き続ひきつづせんじょう降水こうすいたい発生はっせいして、急激きゅうげき雨量うりょうえるそれがあります。

とく熊本くまもとけん鹿児島かごしまけん宮崎みやざきけんなどでは先週せんしゅう大雨おおあめとなってなか水分すいぶんおお状態じょうたいつづいているところがあり、発達はったつした雨雲あまぐもかかる土砂どしゃ災害さいがいなどの危険きけんせい急激きゅうげきたかまる可能かのうせいがあります。

またせんじょう降水こうすいたい発生はっせいした九州きゅうしゅう中国ちゅうごく地方ちほうだけでなく、近畿きんきなど西日本にしにほんから東北とうほくにかけての各地かくちであすにかけてかみなりともなって非常ひじょうはげしいあめはげしいあめ大雨おおあめなるところがある見込みこです。
20にちひるまでの24時間じかんあめりょういずれおおところで
九州きゅうしゅう南部なんぶで250ミリ
九州きゅうしゅう北部ほくぶで200ミリ、
近畿きんき東海とうかいで150ミリ、
四国しこくで120ミリ、
北陸ほくりく関東かんとう甲信こうしんで100ミリ、
中国ちゅうごく地方ちほうで60ミリと予想よそうされています。

その後そのご、21にちひるまでの24時間じかんあめりょうは、九州きゅうしゅう北部ほくぶ南部なんぶいずれおおところで100ミリから150ミリと予想よそうされています。

気象庁きしょうちょうは、土砂どしゃ災害さいがいひく土地とち浸水しんすいかわ氾濫はんらん厳重げんじゅう警戒けいかいするとともに、落雷らくらい竜巻たつまきなどはげしい突風とっぷうにも十分じゅうぶん注意ちゅういするようびかけています。

あめかた自治体じちたいからの避難ひなんに関にかんする情報じょうほうをふだんよりこまめに確認かくにんし、危険きけん差し迫さしせままえ安全あんぜん確保かくほするようにしてください。

また過去かこにはあめよわまってすう時間じかん以上いじょうたってから土砂どしゃ災害さいがいかわ氾濫はんらん発生はっせいし、犠牲ぎせいしゃケースもあります。

これからあめつよまる予想よそうされるところだけでなくあめよわまった地域ちいきでも油断ゆだんせず、自治体じちたいからの避難ひなんに関にかんする情報じょうほうなど確認かくにんして、安全あんぜん場所ばしょごすようにしてください。

顕著けんちょ大雨おおあめに関にかんする情報じょうほう」とは

顕著けんちょ大雨おおあめに関にかんする情報じょうほう」は、発達はったつした積乱雲せきらんうん帯状おびじょうつらなるせんじょう降水こうすいたい」が発生はっせいし、非常ひじょうはげしいあめおな場所ばしょ降り続ふりつづいて土砂どしゃ災害さいがい洪水こうずい危険きけんせい急激きゅうげきたかまったときに発表はっぴょうされます。

せんじょう降水こうすいたい」は、2020ねんの7つき豪雨ごううや2018ねん西日本にしにほん豪雨ごううなどこれまでの豪雨ごうう災害さいがい繰り返くりかえ確認かくにんされ、予報よほう上回うわまわって、みじか時間じかん状況じょうきょう悪化あっかする危険きけんせいがあります。

この情報じょうほうさいは、
自治体じちたいからの避難ひなん情報じょうほうもとづき、周囲しゅうい状況じょうきょうたしかめてはや避難ひなんをするほか
▽すでに避難ひなん場所ばしょまでの移動いどう危険きけん場合ばあいは、がけさわからはなれたちか頑丈がんじょう建物たてもの移動いどうしたり、建物たてものの2かい以上いじょうなど浸水しんすいしにくいたか場所ばしょ移動いどうしたりするなど、
安全あんぜん確保かくほすることが重要じゅうようです。

情報じょうほう発表はっぴょうされる基準きじゅんは、
▽3時間じかん解析かいせき雨量うりょうが100ミリ以上いじょうになっている範囲はんいが500平方キロメートルへいほうきろめ-とる以上いじょうあることや、
その領域りょういき形状けいじょうが「せんじょう」であることなどめられています。

ただ台風たいふう本体ほんたい雨雲あまぐもちかづいたときなどせんじょう降水こうすいたい」とはえない状況じょうきょうでも発表はっぴょうされることがあります。

情報じょうほうが“間に合まにあわない”ケース

注意ちゅうい必要ひつようなのは、この情報じょうほう発表はっぴょうされたさい、すでにそとことすら危険きけんになっているそれあることです。

気象庁きしょうちょう過去かこ災害さいがい事例じれい検証けんしょうしたところ「顕著けんちょ大雨おおあめに関にかんする情報じょうほう」を発表はっぴょうする基準きじゅんたっしていない段階だんかいでもおおきな被害ひがいていた事例じれいあるということです。

また情報じょうほうていない地域ちいきでも今後こんご雨雲あまぐも移動いどうし、急激きゅうげき状況じょうきょう悪化あっかするそれもあります。

このため気象庁きしょうちょうは、避難ひなん情報じょうほう直結ちょっけつはせず、危機ききかんたかめてもらうための情報じょうほうだとし、5段階だんかい運用うんようされている大雨おおあめ警戒けいかいレベルでは「レベル4“相当そうとう以上いじょう”」だとしています。

そのうえで、情報じょうほうことなく、
気象庁きしょうちょうのホームページで確認かくにんできる危険きけん分布ぶんぷ
河川かせん水位すいい情報じょうほうなどをもとに、
はや避難ひなんこころがけてほしいとびかけています。

土壌どじょう雨量うりょう指数しすう非常ひじょうたか

せんじょう降水こうすいたい確認かくにんされるなど大雨おおあめとなっている九州きゅうしゅう北部ほくぶ山口やまぐちけんでは、土砂どしゃ災害さいがい危険きけんせい指標しひょうなる土壌どじょう雨量うりょう指数しすう」が非常ひじょうたかくなっています。

今後こんごあめつよまる予想よそうされる熊本くまもとけん鹿児島かごしまけん宮崎みやざきけんでも今後こんごあめ土砂どしゃ災害さいがい危険きけんせい急激きゅうげきたかまるそれがあります。

いつもあめよりはやタイミングで災害さいがいきるかもしれないという意識いしきで、最新さいしん情報じょうほう注意ちゅういして、避難ひなん準備じゅんびなどすすめてください。

なかの“タンク”には大量たいりょうみず

土壌どじょう雨量うりょう指数しすう」はったあめがどれくらいなかにたまっているか、水分すいぶんりょうしめ指標しひょうです。

気象庁きしょうちょう大雨おおあめ警報けいほう土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほうこれをもとに発表はっぴょうされています。

18にちよるから19にち未明みめいにかけて、猛烈もうれつあめった九州きゅうしゅう北部ほくぶ山口やまぐちけんでは土砂どしゃ災害さいがい危険きけんたか状態じょうたいつづいています。

一方いっぽうこれからあめつよまるとみられる熊本くまもとけん九州きゅうしゅう南部なんぶ鹿児島かごしまけん宮崎みやざきけん)では先週せんしゅうまつからつづ大雨おおあめで、なか水分すいぶんりょうしめ土壌どじょう雨量うりょう指数しすう」がふだんよりもたか状態じょうたいとなっています。

土砂どしゃ災害さいがいくわしい専門せんもんによると、一般いっぱんてきあめがやんで1にちや2にちではなか水分すいぶんほとんどけず、地質ちしつちが考慮こうりょしても、ある程度あるていど水分すいぶんのこったままの状態じょうたいつづということです。

つまりなかの“タンク”はみずがたまった状態じょうたいけきっていないため、今後こんごすこあめ土砂どしゃ災害さいがい発生はっせいしたり、規模きぼおおきな災害さいがいにつながる危険きけんせいがあります。

19にちは、斜面しゃめんがけからはできるかぎりはなれてごすとともに、気象庁きしょうちょうの「土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう」や自治体じちたい避難ひなん情報じょうほう注意ちゅういして、すぐに避難ひなんできるよう準備じゅんびをしておいてください。

前兆ぜんちょう現象げんしょうあることも

また土砂どしゃ災害さいがい発生はっせいするまえには「前兆ぜんちょう現象げんしょう」があることがあります。

たとえば
斜面しゃめんから小石こいしちてくる
斜面しゃめん亀裂きれつできる
斜面しゃめんから突然とつぜんみず湧き出わきでしたりかわみずきゅうすくなくなったりする
▽「山鳴やまな」や「地響じひび」がするといったものです。

土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほう避難ひなん情報じょうほうていなかったとしても、こうした、いつもことなる現象げんしょう気付きづいた場合ばあいは、すぐにがけ斜面しゃめんからはなれて、安全あんぜん場所ばしょ避難ひなんしてください。
ソース:NHK ニュース