サル痘初はつ確認かくにん “すでに監視かんし強化きょうか 感染かんせん経路けいろを調査ちょうさ” 後藤ごとう厚あつし労相ろうしょう

欧米おうべいなどを中心ちゅうしんに報告ほうこくが相次あいつぐ「サル痘」の感染かんせん者しゃが国内こくないで初はじめて確認かくにんされたことを受うけて、後藤ごとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで、国内こくないの監視かんし体制たいせいを強化きょうかするなどの対策たいさくをすでに取とっていることを説明せつめいしたうえで、詳くわしい感染かんせん経路けいろなどの調査ちょうさを進すすめる考かんがえを示しめしました。

この中なかで、後藤ごとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、「サル痘」の感染かんせん者しゃが、25日にち国内こくないで初はじめて確認かくにんされたことについて「今回こんかいの事案じあんについては引き続ひきつづき、東京とうきょう都ととも連携れんけいしつつ必要ひつような調査ちょうさを進すすめていく」と述のべ、詳くわしい感染かんせん経路けいろや国内こくないで接触せっしょく者しゃがいないかなど、調査ちょうさを進すすめる考かんがえを示しめしました。

そして、感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしに向むけた取り組とりくみについて「すでに国内こくないのサーベイランス・監視かんし体制たいせいの強化きょうかや、検疫けんえき所しょにおける出入国しゅつにゅうこくに対にたいする情報じょうほう提供ていきょうなどを行おこなうとともに、ワクチン接種せっしゅや治療ちりょう薬やくの投与とうよ体制たいせいを構築こうちくするなど、対策たいさくを講こうじてきている」と述のべました。

そのうえで、26日にちも、25日にちに引き続ひきつづき、村田むらた内閣ないかく危機きき管理かんり監をトップに、関係かんけい省庁しょうちょうの局長きょくちょう級きゅうでつくる対策たいさく会議かいぎを開ひらくことを明あきらかにし「感染かんせんの拡大かくだい防止ぼうしに向むけた省庁しょうちょう間かんの取り組とりくみを確認かくにんするとともに、WHO＝世界せかい保健ほけん機関きかんとも連携れんけいしながら、国内外こくないがいの感染かんせん症しょうの発症はっしょう動向どうこうを監視かんししつつ、必要ひつような対策たいさくを講こうじていく」と述のべました。

磯崎いそざき官房かんぼう副ふく長官ちょうかん 水際みずぎわ対策たいさく「さらに徹底てってい」

磯崎いそざき官房かんぼう副ふく長官ちょうかんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「サル痘への感染かんせんは新型しんがたコロナと異ことなり、主おもに感染かんせんした人ひとや動物どうぶつの皮膚ひふの病変びょうへん、体液たいえき、血液けつえきなどの性的せいてき接触せっしょくを含ふくむ接触せっしょくによるものが中心ちゅうしんで、人ひとから人ひとへの感染かんせんは容易よういには起おこらないとされている。感染かんせんが疑うたがわれる人ひとなどとの接触せっしょくを避さけ、手て指ゆび消毒しょうどくなどの基本きほん的てきな感染かんせん対策たいさくを行おこなうとともに、発熱はつねつや発疹はっしんなど体調たいちょうに異常いじょうがある場合ばあいには身近みぢかな医療いりょう機関きかんに相談そうだんしていただきたい。引き続ひきつづき国内外こくないがいの発生はっせい動向どうこうを監視かんししながら関係かんけい省庁しょうちょうで緊密きんみつに連携れんけいし適切てきせつに対応たいおうしたい」と述のべました。

また、水際みずぎわ対策たいさくについては「すでに監視かんしを強化きょうかし、海外かいがいからの入国にゅうこく者しゃに対にたいして日本にっぽんの到着とうちゃく時じに体調たいちょうが悪わるい場合ばあいには検疫けんえき官かんへの申告しんこくを促うながしており、さらに徹底てっていしたい」と述のべました。

ソース：NHK ニュース