川下かわくだりの刃物男はものおとこ、殺人罪さつじんざいで起訴きそ　正当防衛せいとうぼうえいを主張しゅちょう

　米中西部べいちゅうせいぶウィスコンシン州しゅうで７月がつ３０日にち、川下かわおりのグループが刃物はもので襲おそわれ、５人にんが死傷ししょうした事件じけんで、５２歳さいの男おとこが殺人さつじんなどの罪つみで起訴きそされ、１日ついたちに出廷しゅっていしました。
　事件じけんでは１７歳さいの少年しょうねん１人ひとりが死亡しぼうし、４人にんが負傷ふしょうして重体じゅうたいに陥おちいりました。法廷文書ほうていぶんしょによると、ニコラエ・ミュー被告ひこく（５２）は意図的いとてきな殺人さつじん１件けん、同未遂どうみすい４件けんの罪つみに問とわれています。
　弁護側べんごがわによれば、被告ひこくはこの日ひ、妻つまや友人ゆうじんと川下かわくだりに訪おとずれていたが、シュノーケルでなくした携帯電話けいたいでんわを探さがすうちにはぐれてしまいました。
　本人ほんにんの供述きょうじゅつによると、被害者ひがいしゃらのグループに近付ちかづいて携帯電話けいたいでんわを見みなかったか尋たずねようとしたところ、グループは侮蔑的ぶべつてきな言葉ことばを投なげ付つけ、シュノーケルを取とり上あげて川かわに投なげ込こんだり、パンツを下さげようとしたりしました。
　被害者ひがいしゃらは、被告ひこくが刃物はものを振ふり回まわし、殴なぐり合あいになったなどと話はなしました。
　本人ほんにんはグループに殴なぐられて押おさえつけられた後あと、妻つまや友人ゆうじんらのもとへ逃にげ帰かえるまでの記憶きおくがないと述のべました。
　被告ひこくは約やく１時間半後じかんはんご、川かわの下流かりゅうから岸きしに上あがろうとしたところを逮捕たいほされました。
　次回じかいの出廷しゅっていは５日いつかに予定よていされています。

ソース：NHK ニュース