Hiện Furigana
厚労相「インフル治療薬 効果あれば使用できる環境整備」
2020-02-22 03:26:29

新型コロナウイルスの感染が広がる中、加藤厚生労働大臣は東京都内で記者団に対し、インフルエンザ治療薬の「アビガン」について、検証の結果、一定の効果が確認されれば、幅広い医療機関で使用できる環境を整えていく考えを示しました。

この中で加藤厚生労働大臣は「『新型コロナウイルスに一定の効果があるのではないか』という海外での研究がある薬がある。どれかということを申し上げている訳ではないが、『アビガン』は具体的なことを考えている1つだ」と述べました。
そのうえで「効果があるかどうか検証し、一定の効果があるということであれば、幅広い医療機関で使えるような状況を作っていきたい」と述べ、インフルエンザ治療薬の「アビガン」について、検証の結果、一定の効果が確認されれば、新型コロナウイルスの感染者に対し、幅広い医療機関で使用できる環境を整えていく考えを示しました。
また、加藤大臣は具体的な対応策を盛り込んだ対処方針について、「政府だけでなく、地方公共団体や医師会をはじめとした方々とも意見を調整して、作り上げていかなければいけないが、連休明けには発表できるようなスケジュールでやっていきたい」と述べ、早ければ来週25日にも発表したいという考えを示しました。
そのうえで「効果があるかどうか検証し、一定の効果があるということであれば、幅広い医療機関で使えるような状況を作っていきたい」と述べ、インフルエンザ治療薬の「アビガン」について、検証の結果、一定の効果が確認されれば、新型コロナウイルスの感染者に対し、幅広い医療機関で使用できる環境を整えていく考えを示しました。
また、加藤大臣は具体的な対応策を盛り込んだ対処方針について、「政府だけでなく、地方公共団体や医師会をはじめとした方々とも意見を調整して、作り上げていかなければいけないが、連休明けには発表できるようなスケジュールでやっていきたい」と述べ、早ければ来週25日にも発表したいという考えを示しました。
アビガンとは

「アビガン(一般名・ファビピラビル)」は、東京に本社がある製薬会社が開発したインフルエンザの治療薬です。
「タミフル」や「リレンザ」など、従来のインフルエンザの薬は増えたウイルスを細胞の中に閉じ込める効果がありますが、「アビガン」はウイルスの増殖そのものを防ぐことができます。
2014年に医薬品として承認されましたが、副作用の懸念があることから、ほかの薬が効かない場合にかぎって使用することになっています。
インフルエンザだけでなく、同じような仕組みで増えるさまざまなウイルスへの効果も研究されていて、2015年にはエボラ出血熱への効果を調べる臨床試験がギニアで行われ、一部で効果があったと報告されています。
「タミフル」や「リレンザ」など、従来のインフルエンザの薬は増えたウイルスを細胞の中に閉じ込める効果がありますが、「アビガン」はウイルスの増殖そのものを防ぐことができます。
2014年に医薬品として承認されましたが、副作用の懸念があることから、ほかの薬が効かない場合にかぎって使用することになっています。
インフルエンザだけでなく、同じような仕組みで増えるさまざまなウイルスへの効果も研究されていて、2015年にはエボラ出血熱への効果を調べる臨床試験がギニアで行われ、一部で効果があったと報告されています。
ソース:NHK ニュース