埼玉さいたまで50代だい警察官けいさつかんら２に人にんが感染かんせん確認かくにん 新型しんがたコロナウイルス

埼玉さいたま県警けんけいの50代だいの警察官けいさつかんと埼玉さいたま県けんの出先でさき機関きかんに勤務きんむする60代だいの職員しょくいんの合あわせて２に人にんが新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしたことが確認かくにんされ、県けんは、それぞれの感染かんせんルートの把握はあくを進すすめています。

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが確認かくにんされたのは埼玉さいたま県けん川口かわぐち市しの武たけ南みなみ警察けいさつ署しょに勤務きんむする50代だいの男性だんせい警察官けいさつかんと、熊谷くまがや市しの県けん農業のうぎょう技術ぎじゅつ研究けんきゅうセンターに勤務きんむする60代だいの男性だんせい職員しょくいんです。

県けんによりますと、男性だんせい警察官けいさつかんは先月せんげつ24日にち以降いこう、38度ど台だいの熱ねつが出でて医療いりょう機関きかんを受診じゅしんし、一度いちど平熱へいねつに戻もどって業務ぎょうむに復帰ふっきしましたが、４よん日にちになって再ふたたび38度ど台だいの発熱はつねつがあり、別べつの医療いりょう機関きかんを受診じゅしんし検査けんさしたところ５ご日にち、感染かんせんが確認かくにんされたということです。

県けんによりますと現職げんしょくの警察官けいさつかんで新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしたのは全国ぜんこくで初はじめてで、熱ねつの症状しょうじょうが出でる前まえの先月せんげつ22日にちには、上尾あげお市しの「東武とうぶバンケットホール上尾あげお」で80人にんほどが出席しゅっせきして開ひらかれた同窓どうそう会かいに参加さんかしていたということです。

また60代だいの県けんの男性だんせい職員しょくいんは先月せんげつ28日にちに医療いりょう機関きかんを受診じゅしんしたもののその後そのごも熱ねつが下さがらず、４よん日にち、別べつの医療いりょう機関きかんを受診じゅしんしたところ肺炎はいえんの症状しょうじょうが出でていたため検査けんさを受うけ、５ご日にちに感染かんせんが確認かくにんされました。

いずれも容体ようだいは安定あんていしているということで、県けんは２に人にんの感染かんせんルートのほか、家族かぞくなどの濃厚のうこう接触せっしょく者しゃや同窓どうそう会かいの出席しゅっせき者しゃの健康けんこう状況じょうきょうの確認かくにんを急いそいでいます。

同おなじ署しょの交通こうつう課かの警察官けいさつかん 自宅じたく待機たいきに

感染かんせんが確認かくにんされた埼玉さいたま県警けんけい武ぶ南みなみ警察けいさつ署しょの交通こうつう課かに勤務きんむする50代だいの男性だんせい警察官けいさつかんは、ふだんは交通こうつう事故じこの捜査そうさなどにあたっているということです。

警察けいさつは同おなじ署しょの交通こうつう課かに勤務きんむするほかの警察官けいさつかんについても、当面とうめんの間ま、自宅じたくで待機たいきする措置そちをとりました。

警察庁けいさつちょうは、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを受うけて、容疑ようぎ者しゃの取り調とりしらべの際さいなどには必要ひつように応おうじてマスクや手袋てぶくろを着用ちゃくようすることや、飲酒いんしゅ運転うんてんの取締とりしまりの際さい警察官けいさつかんの顔かおに息いきを吹ふきかけてもらう方法ほうほうを避さけることなどを全国ぜんこくの警察けいさつに指示しじしています。

埼玉さいたま 大野おおの知事ちじ「不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつ避さけて」

埼玉さいたま県内けんないで新あらたに２に人にんに新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが確認かくにんされたことを受うけて、埼玉さいたま県けんの大野おおの知事ちじは報道陣ほうどうじんの取材しゅざいに応おうじ「ヒトからヒトへの感染かんせんを恐おそれていたが、新あたらしいフェーズに入はいったので、より広ひろい形かたちで警戒けいかいを行おこなわなければいけない。県けんとしてもしっかり体制たいせいを整ととのえたい」と述のべました。

そのうえで大野おおの知事ちじは「うつらない、うつさないためにも不要ふよう不急ふきゅうの外出がいしゅつを避さけ、特とくに高齢こうれいの人ひとは人混ひとごみを避さけ、発熱はつねつした際さいには外出がいしゅつを控ひかえてほしい。企業きぎょうや団体だんたいには休やすみやすい環境かんきょうを作つくってほしい」と述のべ、県民けんみんに感染かんせん拡大かくだい予防よぼうのための対策たいさくを講こうじるよう改あらためて求もとめました。

ソース：NHK ニュース