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「テレ朝から話聞きたい」 セクハラ報道問題で麻生副総理が言及
2018-04-20 02:57:50

財務省の福田淳一事務次官のセクハラ報道問題をめぐって、テレビ朝日が、女性社員にセクハラ行為があったとして、財務省に抗議文を出したことについて、麻生副総理兼財務大臣は20日、訪問先のアメリカのワシントンで記者団に対し、「しっかりと受け止め、まずはお話を聞きたい」と述べたうえで、みずからの進退については「考えていない」と述べました。
この中で、麻生副総理は「財務省に抗議文が届けられたことは承知している。会社としての正式な抗議なのでしっかり受け止め、まずはお話をきちんと聞く必要がある」と述べ、財務省として弁護士を通じて、テレビ朝日側から話を聞きたいという考えを示しました。
また、麻生副総理は、福田事務次官を任命した責任について問われたのに対し「週刊誌で報じられていることが事実かどうか定かではない。前後関係がわからず、福田次官本人は『ない』といっているので、調べないといけない。これまでの実績から見ても、仕事ぶりは飛び抜けてよいわけではないが、飛び抜けて悪いわけでもなく、全否定されるべきではない」と述べたうえで、みずからの進退については、「考えていない」と述べました。
また、麻生副総理は、福田事務次官を任命した責任について問われたのに対し「週刊誌で報じられていることが事実かどうか定かではない。前後関係がわからず、福田次官本人は『ない』といっているので、調べないといけない。これまでの実績から見ても、仕事ぶりは飛び抜けてよいわけではないが、飛び抜けて悪いわけでもなく、全否定されるべきではない」と述べたうえで、みずからの進退については、「考えていない」と述べました。
官房長官「啓発しっかりやる」
菅官房長官は、閣議のあとの記者会見で、中央省庁の職員のセクハラなどを防ぐための啓発について、「国会でも人事院が『徹底する』と答弁したと思うので、しっかりやる。行政の職員は国民全体の奉仕者なので、職務の遂行に専念するのは当然であり、国民の信頼が得られるよう緊張感を持ってあたってほしい」と述べました。
経産相「国民から厳しい目向けられている」
世耕経済産業大臣は、20日朝の閣議のあとの記者会見で、「誠に遺憾だ。財務省の対応についてはコメントを控えたいが、行政をめぐって、さまざまな問題が指摘されており、国民から厳しい目が向けられていることを重く受け止め、一層緊張感を持って行政の信頼回復に向けて取り組んでいく必要がある」と述べました。
立民 辻元国対委員長「往生際悪い」
立憲民主党の辻元国会対策委員長は、記者団に対し「往生際が悪い。セクハラ問題は、言い訳をする人が多いが、はっきり認めて謝罪しないとどんどん傷が深くなる」と述べました。
一方、立憲民主党など野党側は、財務省からヒアリングを行い、テレビ朝日が財務省に抗議文を提出したことを受けて、「まずは財務省が被害を受けた女性に謝罪するのが筋だ」、「財務省の常識は世間の非常識だ」といった批判が相次ぎました。
一方、立憲民主党など野党側は、財務省からヒアリングを行い、テレビ朝日が財務省に抗議文を提出したことを受けて、「まずは財務省が被害を受けた女性に謝罪するのが筋だ」、「財務省の常識は世間の非常識だ」といった批判が相次ぎました。
ソース:NHK ニュース