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地球温暖化で大河川の洪水発生の危険性が4倍に
2018-05-11 19:39:33

地球温暖化が進んだ場合、国が管理する大河川では洪水が発生する危険性が、最大で今のおよそ4倍となることが国土交通省の試算でわかりました。堤防などの整備計画には現在、地球温暖化の影響は反映されておらず、国土交通省は今後見直しを進める方針です。
これは、11日開かれた有識者による国の検討会で、国土交通省の担当者が明らかにしました。
それによりますと、国土交通省は、国連のIPCC=「気候変動に関する政府間パネル」の報告書に基づいて、「1級河川」と呼ばれる、国が管理する大河川の流域の降水量や洪水の危険性について試算しました。
その結果、地球温暖化が進んで今世紀末に世界の平均気温が産業革命の前と比べて4度上昇した場合、いずれも平均で流域の降水量は今のおよそ1.3倍に増え、これに伴って洪水が発生する危険性もおよそ4倍になることがわかったということです。
さらに今世紀末の気温上昇を2度に抑えたとしても、流域の降水量はおよそ1.1倍に増え、洪水が起きる危険性もおよそ2倍になるということです。
堤防などの整備計画には、現在、地球温暖化の影響は反映されていないということで、国土交通省は今回の試算結果を受けて計画の見直しを進める方針です。
それによりますと、国土交通省は、国連のIPCC=「気候変動に関する政府間パネル」の報告書に基づいて、「1級河川」と呼ばれる、国が管理する大河川の流域の降水量や洪水の危険性について試算しました。
その結果、地球温暖化が進んで今世紀末に世界の平均気温が産業革命の前と比べて4度上昇した場合、いずれも平均で流域の降水量は今のおよそ1.3倍に増え、これに伴って洪水が発生する危険性もおよそ4倍になることがわかったということです。
さらに今世紀末の気温上昇を2度に抑えたとしても、流域の降水量はおよそ1.1倍に増え、洪水が起きる危険性もおよそ2倍になるということです。
堤防などの整備計画には、現在、地球温暖化の影響は反映されていないということで、国土交通省は今回の試算結果を受けて計画の見直しを進める方針です。
ソース:NHK ニュース