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「チバニアン」の国際審査が中断 千葉県の77万年前の地層
2018-05-18 07:18:42

千葉県市原市にあるおよそ77万年前の地層を「国際標準地」に登録し、地球の歴史の一時代をチバニアン=千葉時代と名付けることを目指している茨城大学などのグループは、国内の別の団体から審査を行う国際学会などに疑義が寄せられ、審査が中断していることを会見で明らかにしました。グループは疑義は事実無根だとしたうえで、早急な審査再開を求めることにしています。
茨城大学や国立極地研究所などのグループは、千葉県市原市の養老川沿いにあるおよそ77万年前の地層に地球の磁場が最後に逆転した痕跡を見つけ、地球の歴史の一時代を代表する国際標準地に登録するよう国際地質科学連合に申請していて、去年11月、1次審査でライバルのイタリアの候補地を破り、上部組織での審査に進む予定でした。
これについて、18日会見した茨城大学などのグループは、国内の別の団体から先月、国際地質科学連合のメンバーなどに疑義が寄せられ、審査が中断していることを明らかにしました。
グループによりますと、疑義の内容は、2015年に地層に磁場の逆転を示すくいを打った際、現場の地層とは2キロほど離れた別の場所のデータが一部使われ、ねつ造があったなどと主張するものだということですが、グループでは、データは場所は異なるものの同じ時代の地層のもので科学的に問題はないとしています。
また、2017年に国際標準地に登録するための申請を行った際には、現場の地層のデータを採って申請しており、問題はないとしています。
グループではすでに国際地質科学連合に疑義に反論する文書を送ったということで、代表の岡田誠茨城大学教授は「正しく裁定され、審査が再開されることを願っています。再開されれば国際標準地の承認に向け全力で取り組みたい」と話しています。

これについて、18日会見した茨城大学などのグループは、国内の別の団体から先月、国際地質科学連合のメンバーなどに疑義が寄せられ、審査が中断していることを明らかにしました。
グループによりますと、疑義の内容は、2015年に地層に磁場の逆転を示すくいを打った際、現場の地層とは2キロほど離れた別の場所のデータが一部使われ、ねつ造があったなどと主張するものだということですが、グループでは、データは場所は異なるものの同じ時代の地層のもので科学的に問題はないとしています。
また、2017年に国際標準地に登録するための申請を行った際には、現場の地層のデータを採って申請しており、問題はないとしています。
グループではすでに国際地質科学連合に疑義に反論する文書を送ったということで、代表の岡田誠茨城大学教授は「正しく裁定され、審査が再開されることを願っています。再開されれば国際標準地の承認に向け全力で取り組みたい」と話しています。

茨城大学や国立極地研究所などのグループは、千葉県市原市の養老川沿いにあるおよそ77万年前の地層に地球の磁場が最後に逆転した痕跡を見つけ、地球の歴史の一時代を代表する国際標準地に登録するよう国際地質科学連合に申請していて、去年11月、1次審査でライバルのイタリアの候補地を破り、上部組織での審査に進む予定でした。
これについて、18日会見した茨城大学などのグループは、国内の別の団体から先月、国際地質科学連合のメンバーなどに疑義が寄せられ、審査が中断していることを明らかにしました。
グループによりますと、疑義の内容は、2015年に地層に磁場の逆転を示すくいを打った際、現場の地層とは2キロほど離れた別の場所のデータが一部使われ、ねつ造があったなどと主張するものだということですが、グループでは、データは場所は異なるものの同じ時代の地層のもので科学的に問題はないとしています。
また、2017年に国際標準地に登録するための申請を行った際には、現場の地層のデータを採って申請しており、問題はないとしています。
グループではすでに国際地質科学連合に疑義に反論する文書を送ったということで、代表の岡田誠茨城大学教授は「正しく裁定され、審査が再開されることを願っています。再開されれば国際標準地の承認に向け全力で取り組みたい」と話しています。
これについて、18日会見した茨城大学などのグループは、国内の別の団体から先月、国際地質科学連合のメンバーなどに疑義が寄せられ、審査が中断していることを明らかにしました。
グループによりますと、疑義の内容は、2015年に地層に磁場の逆転を示すくいを打った際、現場の地層とは2キロほど離れた別の場所のデータが一部使われ、ねつ造があったなどと主張するものだということですが、グループでは、データは場所は異なるものの同じ時代の地層のもので科学的に問題はないとしています。
また、2017年に国際標準地に登録するための申請を行った際には、現場の地層のデータを採って申請しており、問題はないとしています。
グループではすでに国際地質科学連合に疑義に反論する文書を送ったということで、代表の岡田誠茨城大学教授は「正しく裁定され、審査が再開されることを願っています。再開されれば国際標準地の承認に向け全力で取り組みたい」と話しています。
日本地質学会が科学的信頼性を保証
これについて、日本地質学会の渡部芳夫会長は、申請を行った茨城大学などのグループからデータに問題がないかどうか意見を求められ、検討を行った結果、グループの申請は正しい研究手続きを踏んで作成されたものと判断できるとしたうえで、申請書の科学的な信頼性が損なわれることは全くないことを保証するという内容の文書を発表しました。
ソース:NHK ニュース