ナスカで新あらたな地上ちじょう絵え ドローンでの調査ちょうさで発見はっけん ペルー

世界せかい遺産いさんに登録とうろくされている南米なんべいペルーの「ナスカの地上ちじょう絵え」の近ちかくでドローンによる調査ちょうさを行おこなったところ、サルや女性じょせいの踊り子おどりこなどを描えがいた地上ちじょう絵えが新あらたに２に５ご以上いじょう、見みつかりました。

「ナスカの地上ちじょう絵え」は、およそ２に０ぜろ０ぜろ０ぜろ年ねん前まえにペルー南部なんぶのナスカ台地だいちに描えがかれた巨大きょだいな絵えで、動物どうぶつや幾何きか学がく的てきな模様もようなど１いち０ぜろ０ぜろ０ぜろ点てん以上いじょうが確認かくにんされています。

ここから北きたに２に０ぜろキロ離はなれた町まち、パルパでも地上ちじょう絵えが見みつかっていますが、ペルーの文化ぶんか省しょうは２に８はち日にち、考古こうこ学者がくしゃらがドローンを使つかって調査ちょうさしたところ、新あらたに２に５ご以上いじょうの地上ちじょう絵えが見みつかったと発表はっぴょうしました。

描えがかれているのは、サルやシャチ、女性じょせいの踊り子おどりこや戦士せんしなどで、このうちのほとんどはナスカ文化ぶんかの数すう百ひゃく年ねん前まえに栄さかえたパラカス文化ぶんかのものと見みられています。

文化ぶんか省しょうによりますと、今回こんかい見みつかった地上ちじょう絵えは、長年ながねん風雨ふううにさらされて線せんが細ほそくなっていて、地上ちじょうからも、また、上空じょうくうの高たかいところからも見みえにくく、ドローンが飛行ひこうする低空ていくうからようやく形かたちとして認識にんしきでき、新しん発見はっけんに至いたったということです。

調査ちょうさにあたった考古こうこ学者がくしゃは、ドローンによる調査ちょうさが有効ゆうこうだと指摘してきし、今後こんごさらなる発見はっけんにつながるのではないかと期待きたいしています。

ソース：NHK ニュース