Hiện Furigana
那覇沖で米軍機墜落 パイロット大けが
2018-06-10 23:57:02

11日朝、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地に配備されているF15戦闘機が那覇市沖の海上に墜落し、緊急脱出したパイロットが自衛隊に救助されましたが大けがをしているということです。
11日午前6時半前、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地に配備されているF15戦闘機1機が那覇市の南およそ80キロの海上に墜落しました。
沖縄防衛局によりますと、乗っていたパイロット1人が緊急脱出して、その後、航空自衛隊のヘリコプターに救助されたということです。
警察によりますと、足の骨を折る大けがをしているということです。
第11管区海上保安本部の航空機や巡視船が現場の海域に到着し、詳しい状況の確認を進めているほか沖縄県も情報の収集にあたっています。
沖縄防衛局によりますと、乗っていたパイロット1人が緊急脱出して、その後、航空自衛隊のヘリコプターに救助されたということです。
警察によりますと、足の骨を折る大けがをしているということです。
第11管区海上保安本部の航空機や巡視船が現場の海域に到着し、詳しい状況の確認を進めているほか沖縄県も情報の収集にあたっています。
在日米軍も墜落発表
在日アメリカ軍司令部は、午前9時すぎ、ツイッターで「F15戦闘機が、けさ早く、訓練中に沖縄本島の沖合で墜落した」と発表しました。また、「パイロットは無事救助された」としています。
翁長知事「子孫に責任持てない」
沖縄県の翁長知事は、午前10時前、県庁で記者団に対し、「去年1年間緊急着陸などいろいろなことがあったが、一つも解決しないまままた、F15が落ちた。これを当たり前のように思ってしまっては、わたしたちは将来の子や孫に責任が持てない」と述べました。
沖縄県基地対策課の金城典和課長は11日午前8時半ごろ県庁で報道陣の取材に応じ「今のところ県民への被害の情報は入っていない。これから事実確認と、今後の対応を検討したい。米軍には安全面を十分に確保してほしい」と話しました。
沖縄県基地対策課の金城典和課長は11日午前8時半ごろ県庁で報道陣の取材に応じ「今のところ県民への被害の情報は入っていない。これから事実確認と、今後の対応を検討したい。米軍には安全面を十分に確保してほしい」と話しました。
小野寺防衛相 安全対策求める
小野寺防衛大臣は、防衛省で記者団に対し、「アメリカ軍F15戦闘機から搭乗者1人が洋上に緊急脱出したという情報が統合幕僚監部にあり、航空自衛隊・那覇救難隊のUH60救難ヘリコプターがパイロットの救出を行った。搭乗者は1人で、7機で飛行していた。けがはしているが意識はあり、命に別状はない」と述べました。
小野寺大臣は、事故を受けて、在日アメリカ軍に対し、情報提供と安全管理の徹底を申し入れたことを明らかにしたうえで、「アメリカ軍機の事故が繰り返し起きており、飛行の安全をしっかり求めていきたい。墜落したF15は日本も使っている航空機であり、原因についてアメリカ側から詳細な報告を受けたい」と述べました。
小野寺大臣は、事故を受けて、在日アメリカ軍に対し、情報提供と安全管理の徹底を申し入れたことを明らかにしたうえで、「アメリカ軍機の事故が繰り返し起きており、飛行の安全をしっかり求めていきたい。墜落したF15は日本も使っている航空機であり、原因についてアメリカ側から詳細な報告を受けたい」と述べました。
嘉手納配備のF15 過去にも事故
アメリカ軍嘉手納基地がある嘉手納町などによりますと、基地には去年3月の時点でF15戦闘機54機が常駐しているということです。
基地のF15戦闘機は、過去にも墜落事故が起きていて、5年前の平成25年5月に沖縄本島北部の国頭村の東およそ60キロの海上に墜落したほか、12年前の平成18年にうるま市の伊計島の東およそ70キロの海上に墜落しました。
いずれもパイロットは墜落の直前に脱出していて、命に別状はありませんでした。
このほか部品の落下なども相次いでいて、ことし2月に重さおよそ1.4キロのアンテナが落下したほか、去年5月には重さおよそ2キロの部品が落下しました。いずれも、けが人はいませんでした。
基地のF15戦闘機は、過去にも墜落事故が起きていて、5年前の平成25年5月に沖縄本島北部の国頭村の東およそ60キロの海上に墜落したほか、12年前の平成18年にうるま市の伊計島の東およそ70キロの海上に墜落しました。
いずれもパイロットは墜落の直前に脱出していて、命に別状はありませんでした。
このほか部品の落下なども相次いでいて、ことし2月に重さおよそ1.4キロのアンテナが落下したほか、去年5月には重さおよそ2キロの部品が落下しました。いずれも、けが人はいませんでした。
ソース:NHK ニュース