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北朝鮮の発表全文の和訳 米朝首脳会談
2018-06-13 04:50:31

北朝鮮側の発表によると、米朝首脳会談では両首脳が非核化について「段階的」に行うことが重要だという認識で一致、トランプ大統領が米韓合同軍事演習の中止に言及したとしています。さらにキム委員長が朝鮮半島の平和や非核化のためには「法的、制度的措置」が必要だと言及。北朝鮮がアメリカとの間で、安全保障上の協定や条約などの締結を目指していることをうかがわせています。
北朝鮮の発表全文の和訳です。
北朝鮮の発表全文の和訳です。
朝鮮労働党委員長であり、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長であり、朝鮮人民軍最高司令官であるわが党と国家、軍隊の最高指導者キム・ジョンウン同志が、アメリカ合衆国大統領ドナルド・J・トランプと、2018年6月12日、シンガポールのセントーサ島で朝米両国の歴史上初めてとなる首脳会談を行った。
地球上で最も長い歳月、鋭く対立し続けてきた朝米間の極端な敵対関係を終わらせ、両国人民の利益と世界の平和と安全のための新しい未来を切り開こうとする首脳らの確固たる決断と意志によって、今世紀最初の朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国の首脳会談が行われることになる。
全世界が一日一日と待った世紀の出会いが実現するシンガポールのあちこちには、数千名の内外の記者と、数多くの群衆が殺到し、歴史に末永く残るこの日の瞬間を注視していた。
敬愛する最高指導者同志(キム・ジョンウン氏)は、現地時間の午前8時10分、宿舎を離れ、会談場であるシンガポール・セントーサ島のカペラホテルに到着した。
朝米の首脳が初めて対面することになる会談場のロビーには、朝鮮民主主義人民共和国の国旗とアメリカ合衆国の国旗が並んで立てかけられていた。
現地時間の午前9時、わが党と国家、軍隊の最高指導者キム・ジョンウン同志が、アメリカ合衆国大統領ドナルド・J・トランプと対面し、初めて握手を交わした。
朝鮮半島が2つに分断され、対立と反目の歴史が流れてきた70年余りで初めて朝米の首脳が和解に向かう第一歩を踏み出して、対話の場に向かいあうことになった。
敬愛する最高指導者同志はトランプ大統領と記念撮影をした後、談笑しながら会談室へ向かった。
敬愛する最高指導者同志とトランプ大統領の間の単独会談が行われた。
敬愛する最高指導者同志は、こんにち、ここまで来る過程が決してたやすくはなかったと述べ、過去の歴史がわれわれの足かせとなり、偏見と慣行がわれわれの目と耳を覆ったこともあったが、あらゆることを果敢に乗り越えて、このように、この場まで来て、新たな出発点に立つことになったという、意義深い言葉を述べた。
朝米の首脳は、数十年間持続してきた敵対的な朝米関係に終止符を打って、朝鮮半島に平和と安定が宿るようにする上で、重要な意義のある実践的問題について率直に意見を交わした。
朝米の首脳の単独会談に続いて、拡大会談が行われた。
拡大会談には、われわれ側から朝鮮労働党中央委員会副委員長であるキム・ヨンチョル同志、リ・スヨン同志、外相リ・ヨンホ同志が参加した。
相手側では、アメリカ合衆国国務長官のマイク・ポンペイオ、アメリカ合衆国大統領国家安全担当補佐官のジョン・ボルトン、ホワイトハウスの秘書室長ジョン・ケリーが参加した。
会談では新たな朝米関係の樹立と、朝鮮半島における恒久的で強固な平和体制の構築に関する問題についての包括的で深い議論が行われた。
敬愛する最高指導者同志は、トランプ大統領をはじめとするアメリカ側代表団とこのように席をともにしたことをうれしく思うと述べ、敵対的な過去を問わず、対話と交渉を通じて、現実的な方法で問題を解決しようとする大統領の意志と熱望を高く評価した。
アメリカ合衆国トランプ大統領は、今回の首脳会談が朝米関係の改善につながるだろうという確信を表明し、敬愛する最高指導者同志がことしのはじめから取った主導的で平和愛好的な措置によって、わずか数か月前には軍事的衝突の危険が極度に達していた朝鮮半島と地域に、平和と安定の雰囲気が到来することになったと評価した。
敬愛する最高指導者同志は、両国間に存在している根強い不信と敵対感から多くの問題が生まれたと述べ、朝鮮半島の平和と安定を成し遂げて、非核化を実現するためには、両国が互いへの理解を持って、敵視しないということを約束し、これを担保する法的、制度的措置を取らなければならないと述べた。
敬愛する最高指導者同志は、朝米双方が近いうちに、今回の会談で話し合われた問題と共同声明を履行していくための実践的措置を、積極的に取っていくことについて述べた。
敬愛する最高指導者同志は、トランプ大統領が提起したアメリカ軍の遺骨発掘及び送還問題を、即座に受諾して、これを速やかに解決するための対策を立てることについて指示した。
敬愛する最高指導者同志は、朝鮮半島で恒久的で強固な平和体制を樹立することが、地域と世界平和と安全保障に重大な意義を持つと述べ、さしあたって相手を刺激して敵視する軍事行動を中止する英断から下さなければならないと述べた。
アメリカ合衆国大統領は、これについて理解を示し、朝米間に善意の対話が行われる間、朝鮮側が挑発と見なすアメリカと南朝鮮(韓国)の合同軍事演習を中止し、朝鮮民主主義人民共和国に対する安全の担保を提供し、対話と交渉を通じた関係改善が進むに従って、対朝鮮制裁を解除することができるという意向を表明した。
敬愛する最高指導者同志は、アメリカ側が朝米関係改善のための真の信頼構築措置を講じていくならば、われわれもそれに応じて、引き続き次の段階の追加的な善意の措置を講じていくことができるという立場を明らかにした。
朝米の首脳は朝鮮半島の平和と安定、朝鮮半島の非核化を成し遂げていく過程で段階別、同時行動の原則を順守することが重要だということについて認識を一致した。
この日、朝米の首脳と双方の会談出席者が参加する昼食会があった。
昼食会では、朝米会談の成果を強固にして、朝米関係を画期的に発展させていくために、双方の間の意思疎通と接触往来をより活性化していくことについて意見を交わした。
朝米の首脳は昼食会が終わったあと、ともに散歩して親交を深めた。
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長キム・ジョンウン同志とアメリカ合衆国ドナルド・J・トランプ大統領は、歴史的なシンガポール首脳会談の共同声明に署名した。
敬愛する最高指導者同志は、きょう、過去を伏せ、新たな出発を知らせる歴史的な共同声明に署名することになると述べ、世界は重大な変化を目撃することになるだろうと述べた。
敬愛する最高指導者同志はトランプ大統領と歴史的な文書を採択した記念として、意義深い写真を撮って、別れのあいさつを交わした。
敬愛する最高指導者同志とトランプ大統領は、敵対と不信、憎しみの中に生きてきた両国が、不幸な過去を伏せて、互いに利益になる立派で誇らしい未来に向かって力強く進み、また一つの新たな時代、朝米協力の時代が繰り広げられることになるという期待と確信を表明した。
敬愛する最高指導者同志はトランプ大統領が都合のよい時期に、ピョンヤンを訪問するように招請し、トランプ大統領もキム・ジョンウン国務委員長にアメリカを訪問することを招請した。
朝米の首脳は、このような招請が朝米関係改善のためのもう一つの重要な契機になるだろうと確信し、これを快諾した。
全世界の熱狂的な支持と歓迎の中で、成功裏に行われたシンガポール朝米首脳会談は、朝鮮半島と地域に到来している和解と平和、安定と繁栄のための歴史的な流れをより促し、最も敵対的だった朝米両国間の関係を時代の発展の要求に即して、画期的に転換させていく上で、重大な意義を持つ巨大な出来事になる。
地球上で最も長い歳月、鋭く対立し続けてきた朝米間の極端な敵対関係を終わらせ、両国人民の利益と世界の平和と安全のための新しい未来を切り開こうとする首脳らの確固たる決断と意志によって、今世紀最初の朝鮮民主主義人民共和国とアメリカ合衆国の首脳会談が行われることになる。
全世界が一日一日と待った世紀の出会いが実現するシンガポールのあちこちには、数千名の内外の記者と、数多くの群衆が殺到し、歴史に末永く残るこの日の瞬間を注視していた。
敬愛する最高指導者同志(キム・ジョンウン氏)は、現地時間の午前8時10分、宿舎を離れ、会談場であるシンガポール・セントーサ島のカペラホテルに到着した。
朝米の首脳が初めて対面することになる会談場のロビーには、朝鮮民主主義人民共和国の国旗とアメリカ合衆国の国旗が並んで立てかけられていた。
現地時間の午前9時、わが党と国家、軍隊の最高指導者キム・ジョンウン同志が、アメリカ合衆国大統領ドナルド・J・トランプと対面し、初めて握手を交わした。
朝鮮半島が2つに分断され、対立と反目の歴史が流れてきた70年余りで初めて朝米の首脳が和解に向かう第一歩を踏み出して、対話の場に向かいあうことになった。
敬愛する最高指導者同志はトランプ大統領と記念撮影をした後、談笑しながら会談室へ向かった。
敬愛する最高指導者同志とトランプ大統領の間の単独会談が行われた。
敬愛する最高指導者同志は、こんにち、ここまで来る過程が決してたやすくはなかったと述べ、過去の歴史がわれわれの足かせとなり、偏見と慣行がわれわれの目と耳を覆ったこともあったが、あらゆることを果敢に乗り越えて、このように、この場まで来て、新たな出発点に立つことになったという、意義深い言葉を述べた。
朝米の首脳は、数十年間持続してきた敵対的な朝米関係に終止符を打って、朝鮮半島に平和と安定が宿るようにする上で、重要な意義のある実践的問題について率直に意見を交わした。
朝米の首脳の単独会談に続いて、拡大会談が行われた。
拡大会談には、われわれ側から朝鮮労働党中央委員会副委員長であるキム・ヨンチョル同志、リ・スヨン同志、外相リ・ヨンホ同志が参加した。
相手側では、アメリカ合衆国国務長官のマイク・ポンペイオ、アメリカ合衆国大統領国家安全担当補佐官のジョン・ボルトン、ホワイトハウスの秘書室長ジョン・ケリーが参加した。
会談では新たな朝米関係の樹立と、朝鮮半島における恒久的で強固な平和体制の構築に関する問題についての包括的で深い議論が行われた。
敬愛する最高指導者同志は、トランプ大統領をはじめとするアメリカ側代表団とこのように席をともにしたことをうれしく思うと述べ、敵対的な過去を問わず、対話と交渉を通じて、現実的な方法で問題を解決しようとする大統領の意志と熱望を高く評価した。
アメリカ合衆国トランプ大統領は、今回の首脳会談が朝米関係の改善につながるだろうという確信を表明し、敬愛する最高指導者同志がことしのはじめから取った主導的で平和愛好的な措置によって、わずか数か月前には軍事的衝突の危険が極度に達していた朝鮮半島と地域に、平和と安定の雰囲気が到来することになったと評価した。
敬愛する最高指導者同志は、両国間に存在している根強い不信と敵対感から多くの問題が生まれたと述べ、朝鮮半島の平和と安定を成し遂げて、非核化を実現するためには、両国が互いへの理解を持って、敵視しないということを約束し、これを担保する法的、制度的措置を取らなければならないと述べた。
敬愛する最高指導者同志は、朝米双方が近いうちに、今回の会談で話し合われた問題と共同声明を履行していくための実践的措置を、積極的に取っていくことについて述べた。
敬愛する最高指導者同志は、トランプ大統領が提起したアメリカ軍の遺骨発掘及び送還問題を、即座に受諾して、これを速やかに解決するための対策を立てることについて指示した。
敬愛する最高指導者同志は、朝鮮半島で恒久的で強固な平和体制を樹立することが、地域と世界平和と安全保障に重大な意義を持つと述べ、さしあたって相手を刺激して敵視する軍事行動を中止する英断から下さなければならないと述べた。
アメリカ合衆国大統領は、これについて理解を示し、朝米間に善意の対話が行われる間、朝鮮側が挑発と見なすアメリカと南朝鮮(韓国)の合同軍事演習を中止し、朝鮮民主主義人民共和国に対する安全の担保を提供し、対話と交渉を通じた関係改善が進むに従って、対朝鮮制裁を解除することができるという意向を表明した。
敬愛する最高指導者同志は、アメリカ側が朝米関係改善のための真の信頼構築措置を講じていくならば、われわれもそれに応じて、引き続き次の段階の追加的な善意の措置を講じていくことができるという立場を明らかにした。
朝米の首脳は朝鮮半島の平和と安定、朝鮮半島の非核化を成し遂げていく過程で段階別、同時行動の原則を順守することが重要だということについて認識を一致した。
この日、朝米の首脳と双方の会談出席者が参加する昼食会があった。
昼食会では、朝米会談の成果を強固にして、朝米関係を画期的に発展させていくために、双方の間の意思疎通と接触往来をより活性化していくことについて意見を交わした。
朝米の首脳は昼食会が終わったあと、ともに散歩して親交を深めた。
朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長キム・ジョンウン同志とアメリカ合衆国ドナルド・J・トランプ大統領は、歴史的なシンガポール首脳会談の共同声明に署名した。
敬愛する最高指導者同志は、きょう、過去を伏せ、新たな出発を知らせる歴史的な共同声明に署名することになると述べ、世界は重大な変化を目撃することになるだろうと述べた。
敬愛する最高指導者同志はトランプ大統領と歴史的な文書を採択した記念として、意義深い写真を撮って、別れのあいさつを交わした。
敬愛する最高指導者同志とトランプ大統領は、敵対と不信、憎しみの中に生きてきた両国が、不幸な過去を伏せて、互いに利益になる立派で誇らしい未来に向かって力強く進み、また一つの新たな時代、朝米協力の時代が繰り広げられることになるという期待と確信を表明した。
敬愛する最高指導者同志はトランプ大統領が都合のよい時期に、ピョンヤンを訪問するように招請し、トランプ大統領もキム・ジョンウン国務委員長にアメリカを訪問することを招請した。
朝米の首脳は、このような招請が朝米関係改善のためのもう一つの重要な契機になるだろうと確信し、これを快諾した。
全世界の熱狂的な支持と歓迎の中で、成功裏に行われたシンガポール朝米首脳会談は、朝鮮半島と地域に到来している和解と平和、安定と繁栄のための歴史的な流れをより促し、最も敵対的だった朝米両国間の関係を時代の発展の要求に即して、画期的に転換させていく上で、重大な意義を持つ巨大な出来事になる。
ソース:NHK ニュース