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「はやぶさ小惑星しょうわくせい到着とうちゃく 地球ちきゅうからさんおくキロ

2018-06-27 01:53:15

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生命せいめい起源きげんさぐため、よんねんまえ打ち上うちあげられた日本にっぽん小惑星しょうわくせい探査たんさ「はやぶさ」が、27にち午前ごぜんきゅう35ふん地球ちきゅうからさんおくキロはなれた目標もくひょう小惑星しょうわくせい「リュウグウ」に到着とうちゃくしました。上空じょうくうから地表ちひょう観測かんそくつづけたあと着陸ちゃくりくして岩石がんせき採取さいしゅし、地球ちきゅう持ち帰もちかえ計画けいかくで、世界せかいをリードする日本にっぽん小惑星しょうわくせい探査たんさ注目ちゅうもくあつまっています。
JAじぇいえいえっくすえい宇宙うちゅう航空こうくう研究けんきゅう開発かいはつ機構きこうは、2014ねん12つき鹿児島かごしまけんから打ち上うちあげた探査たんさ「はやぶさ」が27にち午前ごぜんきゅう35ふん地球ちきゅうからさんおくキロはなれた目標もくひょう小惑星しょうわくせい「リュウグウ」に到着とうちゃくしたと発表はっぴょうしました。

「リュウグウ」は地球ちきゅう火星かせいある小惑星しょうわくせいで、直径ちょっけいおよそ900メートル南北なんぼくきょく赤道あかみち部分ぶぶん角張かくばったコマのようなかたちをしていて、岩石がんせきには46おくねんまえ太陽たいようけい誕生たんじょうしたころみず有機物ゆうきぶつのこされている可能かのうせいたかとされています。

「はやぶさ」はことし8月はちがつごろまで上空じょうくうまんメートルから地表ちひょうかたちくわしく観測かんそくしたあと、さんかい着陸ちゃくりくして岩石がんせき採取さいしゅする計画けいかくです。とく最後さいご着陸ちゃくりくでは、金属きんぞく弾丸だんがん小惑星しょうわくせいにぶつけて表面ひょうめんあなをつくり、地中ちちゅう岩石がんせき採取さいしゅする世界せかいはつ挑戦ちょうせんおこないます。

その後そのご「はやぶさ」は、来年らいねん12つきごろにリュウグウをはなれておよそいちねんかけて地球ちきゅうもど計画けいかくで、持ち帰もちかえった岩石がんせきからみず有機物ゆうきぶつ確認かくにんされれば生命せいめい起源きげん解明かいめいにもつながるため、その成果せいか世界せかい注目ちゅうもくあつまっています。

米国べいこくばんはやぶさ」も観測かんそく

「はやぶさ」以降いこう小惑星しょうわくせい探査たんさ日本にっぽんアメリカ協力きょうりょくしてすすめています。

そのアメリカばんの「はやぶさ」ともえるのが、NASAなさ航空こうくう宇宙うちゅうきょくの「オシリス・レックス」。
「はやぶさ」につづいて、ちか観測かんそくはじめます。

おととし打ち上うちあげられた「オシリス・レックス」は、日本にっぽんの「はやぶさ」によってられた小惑星しょうわくせいに関にかんする情報じょうほうかして設計せっけいされました。

ことし8月はちがつ17にちべつ小惑星しょうわくせい「ベンヌ」まで200まんキロ距離きょり到達とうたつし、最初さいしょ写真しゃしん地球ちきゅうおく予定よていです。

小惑星しょうわくせい「ベンヌ」は、直径ちょっけいおよそ500メートルと「リュウグウ」の半分はんぶんほどで、「リュウグウ」と同様どうよう、46おくねんまえ太陽たいようけいができた当時とうじのままの有機物ゆうきぶつのこされている可能かのうせいがあるとかんがえられています。

「オシリス・レックス」はことし12つき小惑星しょうわくせいちか軌道きどう到着とうちゃくしたあと、およそねんはんにわたって観測かんそくつづけ、この間このかんの2020ねん7月しちがつには表面ひょうめん接近せっきんしてすないし採取さいしゅする予定よていです。

そして2023ねん地球ちきゅう帰還きかんし、採取さいしゅしたすないし解析かいせきすることで生命せいめい起源きげん太陽たいようけい成り立なりたちにせまことを目指めざしています。

「はやぶさ」と「オシリス・レックス」をめぐってNASAなさとJAXAは協定きょうていむすび、それぞれ研究けんきゅうしゃ相手あいてのプロジェクトにも参加さんかさせ、採取さいしゅした小惑星しょうわくせい物質ぶっしつ共有きょうゆうして解析かいせきすることにしています。

NASAなさ公式こうしきサイトでふたつの探査たんさ紹介しょうかいし、「両者りょうしゃ課題かだい共有きょうゆうし、ともにはやスピードで小惑星しょうわくせいについてまなことになるだろう。ふたつの探査たんさからられる成果せいかそれぞれ探査たんさ成果せいかげたものよりずっとおおきくなる」と協力きょうりょく意義いぎ強調きょうちょうしています。
ソース:NHK ニュース