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羽生結弦 プロ転向 各界の反応
2022-07-19 14:59:04

フィギュアスケートでオリンピック2連覇を達成した羽生結弦選手が都内で記者会見を開き、今後、競技会には出場せずプロに転向する考えを明らかにしたことをうけて、各界から多くのコメントが寄せられています。
トリノ銀のプルシェンコさん「羽生選手は史上最大のスター」

トリノオリンピック、男子シングルの金メダリストのエフゲニー・プルシェンコさんは羽生選手のプロ転向を受けてみずからのSNSで「フィギュアスケート史上最大のスターである羽生結弦選手が引退を発表したことを知った。彼がフィギュアスケートのためにしてくれたすべてのことに感謝します。彼のプロとしてのキャリアでの幸運を祈りたい。また彼がショーへの出演で世界中の人々を幸せにしてくれることを願っています」とメッセージを寄せました。
宇野昌磨選手「背中を追い続ける僕にとっては大きな道標」

オリンピックやグランプリファイナルなど世界の舞台を羽生選手とともに戦ってきた宇野昌磨選手は、「ゆづくんの背中をずっと追いかけ続けてきて、今後の競技会で同じ競技者として会えないことにはまだ実感がありません。ここまでフィギュアスケート界を牽引し、プロに転向されてもゆづくんは変わらず牽引し続ける存在だと僕は思っています。今まで誰も成し遂げたことのないことを成し遂げる、それがどれだけ大変なことであっても最前線を何年も何年も走り続けていく姿勢は誰も真似できないですし、背中を追い続ける僕にとっては大きな道標でもありました。微力ながらも、切り開いてくれた道を後輩や次の世代に繋いでいけるように頑張ります」などとするコメントを発表しました。
最後に「アスリートとしてではなく、普通の20代の男性同士として、ゆっくり言葉を交わせる機会を作ってもらえたら嬉しいです。今まで本当にありがとうございました」とコメントを締めくくりました。
最後に「アスリートとしてではなく、普通の20代の男性同士として、ゆっくり言葉を交わせる機会を作ってもらえたら嬉しいです。今まで本当にありがとうございました」とコメントを締めくくりました。
鍵山優真選手「自分もいつかこうなりたいなと思っていました」

羽生選手とともに北京オリンピックに出場して男子シングルで銀メダルを獲得した鍵山優真選手がビデオでコメントを寄せ「現役生活お疲れ様でした。羽生選手のスケートに対する向き合い方だったり、試合で挑戦し続ける姿を見て自分もいつかこうなりたいなと思っていました」と話していました。
また自身がシニアデビューしたおととしの全日本選手権後、翌年の世界選手権に向けた記者会見で激励されたことに触れ「記者会見でなかなか目標を口に出せない僕に対して、“うそをつかなくていいよ、優真の強みはその根気強さだから”と言ってくれたのを今でも覚えています。その言葉があったからこそ自分は変われたと思うし、そのあとの試合のインタビューでも大きく目標を口にすることができたのかなと思います。いままで羽生選手を見て学んできたたくさんのことを忘れずに、僕も同じ日本人のスケーターとしてこれからもっと頑張っていきたいと思います」と羽生選手への感謝のことばとともに決意を新たにしていました。
また自身がシニアデビューしたおととしの全日本選手権後、翌年の世界選手権に向けた記者会見で激励されたことに触れ「記者会見でなかなか目標を口に出せない僕に対して、“うそをつかなくていいよ、優真の強みはその根気強さだから”と言ってくれたのを今でも覚えています。その言葉があったからこそ自分は変われたと思うし、そのあとの試合のインタビューでも大きく目標を口にすることができたのかなと思います。いままで羽生選手を見て学んできたたくさんのことを忘れずに、僕も同じ日本人のスケーターとしてこれからもっと頑張っていきたいと思います」と羽生選手への感謝のことばとともに決意を新たにしていました。
安藤美姫さん「ここからがまた新たなスタート」

オリンピックに2大会連続で出場した元フィギュアスケート選手の安藤美姫さんは、自身のSNSを更新し、羽生結弦選手のプロ転向について「羽生さんを今まで応援し、支え続けてきた方々にとっては寂しさや衝撃は計り知れないものかもしれませんが、羽生さんがおっしゃっていたようにここからがまた新たなスタート。これからは競技会ではないですが、もっと多くの方々に彼のスケートを見てもらえる機会が増えることでしょう」とつづりました。
そして「これからも皆さんと共に歩みを止めない羽生さんの新しいストーリーを楽しみにしています。アスリートとしても人としても本当にまっすぐで優しい。羽生選手、“お疲れ様でした”“ありがとう”。そして羽生さん、“これからも輝き続けてください”」と羽生選手にエールをおくりました。
そして「これからも皆さんと共に歩みを止めない羽生さんの新しいストーリーを楽しみにしています。アスリートとしても人としても本当にまっすぐで優しい。羽生選手、“お疲れ様でした”“ありがとう”。そして羽生さん、“これからも輝き続けてください”」と羽生選手にエールをおくりました。
本田武史さん「『引退』使わず 羽生選手らしい」

これまで数多くの大会で解説を務めるなどして羽生選手の滑りを見てきたプロフィギュアスケーターの本田武史さんは会見の様子をテレビで見守りました。
本田さんは「『引退』ということばを使わずプロスケーターとして次の挑戦を始めるという発言をしたことが羽生選手らしいと思った。いままでも挑戦し続けてきたが、これからも4回転半のジャンプなどに挑戦し続けるという気持ちが出ていた」と会見を振り返りました。
そして、これまでの羽生選手の功績を振り返り「日本の男子選手がオリンピックで金メダルをとるのは夢物語だったところから、ソチ、ピョンチャン大会で2連覇するなど、夢物語を現実に変えてくれた選手だ。演技力やジャンプの質は日本だけではなくて世界中のスケーターに影響を与えた選手だと思う」とたたえていました。
本田さんは「『引退』ということばを使わずプロスケーターとして次の挑戦を始めるという発言をしたことが羽生選手らしいと思った。いままでも挑戦し続けてきたが、これからも4回転半のジャンプなどに挑戦し続けるという気持ちが出ていた」と会見を振り返りました。
そして、これまでの羽生選手の功績を振り返り「日本の男子選手がオリンピックで金メダルをとるのは夢物語だったところから、ソチ、ピョンチャン大会で2連覇するなど、夢物語を現実に変えてくれた選手だ。演技力やジャンプの質は日本だけではなくて世界中のスケーターに影響を与えた選手だと思う」とたたえていました。

羽生選手がプロフィギュアスケーターになることについて「ルールに縛られない分、感情のまま、思ったように滑ることができ、自分のなりたいものになれるのがプロスケーターのだいご味、楽しさでもある。羽生選手はそこが表現できる選手だと思うので、より一層、演技の幅が広がり、違う表情が見られるのではないかと思う」と話していました。
羽生選手が参加しないことになる今後の競技会については「世界のトップ選手がいなくなるシーズンになるが、日本で言えば宇野昌磨選手や鍵山優真選手といったトップで戦える選手がいるので、日本は引き続き世界でも『強い日本男子』でいることは間違いない」と後輩たちの活躍に期待感を示しました。
羽生選手が参加しないことになる今後の競技会については「世界のトップ選手がいなくなるシーズンになるが、日本で言えば宇野昌磨選手や鍵山優真選手といったトップで戦える選手がいるので、日本は引き続き世界でも『強い日本男子』でいることは間違いない」と後輩たちの活躍に期待感を示しました。
メドベージェワ選手「引退おめでとう、レジェンド」

ピョンチャンオリンピックのフィギュアスケート、女子シングルの銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ選手は、自身のインスタグラムで「引退おめでとう、レジェンド」と投稿しています。
小平奈緒選手「挑戦するカテゴリーが変わっただけ」

羽生選手がプロ転向を表明したことを受けてピョンチャンオリンピックのスピードスケート女子500メートルの金メダリスト、小平奈緒選手は自身のSNSを更新し、「挑戦するカテゴリーが変わっただけで、ゆづの戦いは続く。ルールや成績の評価を超えた舞台で、彼が創り出していく世界がとても楽しみです。むしろ、これからの方が本当のゆづらしさが観られそうな気もします。皆さんの前で改めて言葉にするのは、勇気がいったと思います」と投稿しました。
寺本明日香さん「数々の演技でたくさんの刺激をもらった」

体操女子で2大会連続でオリンピックに出場した寺本明日香さんは自身のSNSを更新し「数々の感動をありがとうございました。羽生選手のプログラムと同じ曲を東京オリンピックの選考会と引退試合で使わせていただきました。自分が憧れのアスリートになれた気がした。数々の演技でたくさんの刺激を勝手にもらっていました。いつまでも憧れのアスリートです」と自身の経験を踏まえて思いをつづりました。
高木美帆選手「大きな刺激と夢と希望をたくさんもらいました」

羽生選手と同い年で、ピョンチャンオリンピックと北京オリンピックのスピードスケートのメダリスト、高木美帆選手は、自身のSNSを更新し「羽生くんからは、大きな刺激と夢と希望を同い年の私たちはたくさんもらいました。それはきっとこの先も変わらない。そう感じさせるくらい高みを見続けている会見だったなって、改めて尊敬です。挑戦を続ける以上、戦う仲間。私も、頑張ります」と投稿しました。
ジェイソン・ブラウン選手「次の章でもベストを」
羽生選手が練習拠点としていたカナダのスケートリンクでともに練習していたソチオリンピックのアメリカ代表、ジェイソン・ブラウン選手は、自身のツイッターで「ゆず、おめでとう。私たちのスポーツを永遠なものに変えてくれた。次の章でもベストを尽くすことを祈っている」とつづりました。
そして、日本語で「すごいスケーティングをありがとうございました!いつも応援をしています!」と赤色のハートの絵文字とともに感謝のことばを投稿しました。
そして、日本語で「すごいスケーティングをありがとうございました!いつも応援をしています!」と赤色のハートの絵文字とともに感謝のことばを投稿しました。
JOC山下会長「前向きな影響を与え続けてくれると思う」

羽生選手がプロ転向を表明したことを受けて、JOC=日本オリンピック委員会の山下泰裕会長は「3大会連続でオリンピックの出場を果たし、多くの方に夢と希望を与えてくれた羽生選手が新たな道に進むと伺った。羽生選手は東日本大震災のときも、コロナ禍で多くの方がこの先に不安を感じているときも、スポーツ界を支える1人として常に自身のパフォーマンス、自身の姿を通じて、社会に何を伝えられるかを深く考え、行動に移してくれた。常に最高を追い求める姿に心を揺さぶられる方も多かったと思う。オリンピックで羽生選手の演技を見ることができないのは少し残念ではあるが、これからもきっと羽生選手らしい方法で、スポーツの力を通じて社会に夢と前向きな影響を与え続けてくれることと思う。これからの活躍を期待している」とコメントしています。
ソース:NHK ニュース